CData Day 2017 イベントレポート(前編)

by 兵藤朋代 | 2017年07月23日

こんにちは、CData Japan マーケティングの兵藤です。

2017年7月20日に開催されたCData Software の自社カンファレンス「CData Day 2017」の様子をレポートします。

イベント概要

・イベント名:CData Day 2017

・サブタイトル:API を開発してAPI エコノミーでビジネスの成長を!

・場所:日本マイクロソフト 31F セミナールーム

30度を超える天気でしたが、66名のお客様にご来場いただきました。日本でのCData 社としてのカンファレンスとして初めての開催でしたので、会場が満員となるほどのお客様に来ていただき、大変うれしかったです。

今回のテーマは6月に発表したCData API Server というWeb API をノンプログラミングで高速開発するツールの紹介です。これを中心にビジネス、テクノロジー、事例といった切り口でのセッションを用意いたしました。

CData Software, Inc. Founder & PresidentのGent Hito から「Where is your data?」

CData の本社から、創業社長が来日してのご挨拶。冒頭にCData の説明と、1年半前にサービスを始めたばかりの日本でのCData への関心の高さに感謝を述べました。

「データはどこにある?(Where is your data?)、バックアップ、オートメーション、分析などデータを好きな時に自由に使えますか?(Do you control your data?)」という質問を参加者に投げかけました。現在は、SaaS の利用が一般的になり、DB へのアクセスができないだけではなく、これまで使ってきたツールでデータ連携を行うこともできていないのではないか?企業の重要な資産であるデータのコントロールを失いかけている、と。

CData は10年に渡り、「データのアクセス方法の標準化」を実現することで企業のデータ利用・データコントロールをサポートしていると企業のミッションを説明。JDBC / ODBC / ADO という従来のデータへのアクセス方法で80を超えるSaaS データのリアルタイムアクセスを可能にするのがCData のツールであると紹介しました。

データへのアクセスの標準化だけでなくデータの生成・公開側の標準化も必要であり、それを実現するツールとしてCData API Server をリリース。CData API Server は、企業が持つデータをDB から簡単にインターネット時代のデータ標準であるREST API として公開できるツールだと説明しました。

インフォテリア平野社長「なぜこれからの時代にAPI が重要なのか?」

4本のセッションの最初は、インフォテリア株式会社の代表であり、CData Software Japan のディレクターでもある平野氏からの講演。

冒頭から、「API がこれからの企業と事業の競争力の源泉になる」と言い切ってはじまり、API 提供するメリットは?などということはここ数年で聞く人もいなくなると、20年前のホームページが出てきた時のことと比較して説明。企業が当然のようにAPI を提供する時代がすでに始まっている、と。ただし、API 提供にはコスト・時間がかかる作業が多く、自前での開発は「愚の骨頂」。

CData API Server は非常に簡単にノンプログラミングでAPI が開発でき、ASTERIA WARP は同じくノンプログラミングでより複雑なロジックを含むAPI を開発することが可能。ツールを使ったAPI 開発が必要と説明した。

企業の活動自体がすべてを自前で揃える時代から、疎結合を通り越して、必要な時に必要な連携を行う「動結合」の時代となるとのビジョンを示し、企業を超えた組合せの実現のツールがAPI であるとその重要性を説明。適応力の高い企業が急速に発展しており、「自社のサービスは適応力の高い競争力を持った企業に使われるような対応ができているか?」を問わなければならないと。

後編に続く

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