CData Connect Server をApache httpd mod_proxy 配下で利用する手順

by 大川智久 | 2023年05月31日

CData Connect Server は、ノーコードでデータベースから標準規格のREST API を生成できる製品です。

CData Connect Server | セルフホスティング可能なデータ連携プラットフォーム

本記事では、CData Connect Server をApache httpd mod_proxy 配下においてリバースプロキシ経由で利用する手順について説明します。

今回の構成

今回は、1台のLinux サーバ上にApache httpd (以下、httpd)とCData Connect Server (以下、Connect Server)をインストールし、httpd でHTTPS で受けた接続(URL: https://www.example.com/connect/ )を内側のConnect Server の8080 番ポートへHTTP でリバースプロキシする、という構成となります。

httpd の設定

HTTPS 接続は既にVirtualHost の設定で実現されているものとします。VirtualHost の設定で、以下のように「/connect/」で受けた接続を内側のConnect Server に渡す設定を行います。ポイントとしては、リバースプロキシで受けるプロトコルと渡す先のプロトコルが異なる場合はプロキシ先に「X-Forwarded-Proto」リクエストヘッダを設定する必要があるという点になります。

    RequestHeader set X-Forwarded-Proto https
    ProxyPass /connect/ http://localhost:8080/connect/
    ProxyPassReverse /connect/ http://localhost:8080/connect/

Connect Server の設定

Connect Server を起動する際に指定する service.json ファイルに、以下のように「odata.context.path」および「odata.base.url」の設定を追加します。

{
  "service": {
  ...
    "odata.context.path": "/connect",
    "odata.base.url": "https://www.example.com/connect/odata.rsc/",
  ...
  }
}

以上の設定で、ブラウザから「https://www.example.com/connect/」へ接続することで内部のConnect Serverへ接続できるようになります。

さいごに

CData Connect Server は30 日間機能無制限で試用可能です。試用期間中でも弊社テクニカルサポートをご利用いただけます。是非お試しいただき、ご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。

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