Data Sync: どっちを使う、ドライバーでのリアルタイム接続とData Sync?

by 疋田 圭介 | 2016年08月10日

CData から新しく CData Data Sync 製品がリリースされました。Data Sync は、SalesforceやDynamicsCRM と いったSaas データを慣れ親しんだオンプレのDB にレプリケーション(複製)が簡単に行えるサーバーアプリケーションです。 しかし、これまでのCData 製品をご存知のお客様には、「なんですでにCData のODBC、JDBC、ADO.NET のドライバーで リアルタイムにデータ連携できるのに、わざわざレプリケーションするの?」という質問を頂きそうな予感です。先回りして 回答しますと、ドライバーでリアルタイム連携すべきか、レプリケーションすべきかは「状況によって判断」です。

もし、リアルタイムデータが利用したい、パフォーマンスが若干低下することに問題がない、トランザクション制御などの付随機能 が使えないことに問題がない、という場合にはドライバーでの直接データ連携がお勧めです。一方、付随機能への要求が 高く、データのアップデートが完全にリアルタイムでなくてもいいなら(とはいっても分間隔での同期設定できますが)、 Data Sync レプリケーションを選択することも選択肢です。Data Sync は、ライブデータに接続しない代わりに、データソースに 直接更新権限を含む形でのアクセスができないため、データソースを誤って改ざんすることがありません。また、レプリケーション してきたRDB をオンプレに配置することで、BI や帳票ツールからのデータへのアクセスの際のパフォーマンスが向上します。

CData Drivers (ODBC, JDBC, ADO.NET) は、Saas を中心としたデータを、既存のアプリケーション、BIや帳票ツールから リアルタイムでデータにアクセスできるツールですが、RDBMS ではありません。トランザクション制御ができないなどの制約は 存在します。CData Data Sync はSaas データをそのままRDB にレプリケートするため、RDBMS の機能をフルに利用することが できます。技術的にもRDB をそのまま利用出来たほうがさらに利用のハードルは下がると思います。

point-and-click UI、自動更新設定、差分更新

CData Sync の特徴は、使いやすいpoint-and-click UIです。画面に沿って、取得するデータソースの接続設定、データを保存する DB への接続設定を行い、あとはどのテーブル・カラムをレプリケートするかをクリックして選択するだけです。スケジューラーを 使えば、自動的に一定の間隔でレプリケーションを繰り返す設定が可能です。しかも二度目以降のデータ更新は差分更新で、 前回取得したデータとの差分だけを取得しますので通信負荷を抑えることができます。

是非、30日の無償評価版でCData Data Sync を体験してください。

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