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Acumatica データでアップデートグラムを使用する

アップデートグラムを使用することで、Acumatica をインサート、アップデート、デリートできます。ここでは、CData BizTalk Adapter for Acumatica を使用して、アップデートグラムスキーマとインスタンスを作成する方法を説明します。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー

最終更新日:2022-12-05

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

この記事では、CData BizTalk Adapter for Acumatica で実行できるアップデートグラムを作成します。設計したスキーマは、インサート、アップデート、デリートのアップデートグラムを作成するためのテンプレートとして使用します。

プロジェクトにAcumatica 用アダプターを追加する

[Add Adapter] ウィザードから、アダプターをVisual Studio のBizTalk サーバープロジェクトに追加します。アダプターを使って、修正したいテーブルに関するAcumatica のメタデータをクエリします。

  1. [Solution Explorer] の[project] で右クリックし、[Add] -> [Add Generated Items] と進みます。
  2. [resulting dialog box] の[Add Adapter Metadata] を選択します。
  3. 表示される[Add Adapter] ウィザードで、リストからCData BizTalk Adapter for Acumatica を選択します。
  4. [Port menu] では、選択を空白のままにします。もしくは、アダプターを使用するように構成されている受信場所や送信ポートを選択します。
  5. [Next]をクリックすると、[Schema]ウィザードが表示されます。
CData Data Adapters in the Select Adapter wizard.(Salesforce is shown.)

アップデートグラム用のスキーマを作成する

以下のステップに従って、Visual Studio のBizTalk サーバープロジェクトでスキーマを作成します。

  1. 未追加の場合は、Acumatica アダプターをプロジェクトに追加します。
  2. 送信ポートや受信場所で、認証資格情報やその他の接続プロパティが未構成の場合、[Add Adapter]ウィザードの[Connection String]ページから入力します。下は一般的な接続文字列です。

    Url = https://try.acumatica.com/ISV/entity/Default/17.200.001/;User=user;Password=password;Company=CompanyName;

    Acumatica に接続するには、次の接続プロパティを設定してください。

    • User:ユーザー名に設定。
    • Password:パスワードに設定。
    • Company:会社名に設定。
    • Url:Acumantica URL に、http://{Acumatica ERP instance URL}/entity/{Endpoint name}/{Endpoint version}/ の形式で設定。
      例えば、https://acumatica.com/entity/Default/17.200.001/。

    詳細については、CData ドライバードキュメントの「はじめに」を参照してください。

    接続プロパティの詳細は、ヘルプドキュメントの"BizTalk Configuration" チャプターを参照してください。

    The connection string used by the adapter.(Salesforce is shown.)
  3. [Schema Information]ページで、[General Options]セクションの[Send Port]をクリックします。[CommandType]メニューから[Updategram]を選択します。要請応答送信ポートのアダプターを使用している場合、[One-Way]オプションを無効にします。 Schema options that are specific to the adapter configured in a solicit-response send port.(Salesforce is shown.)
  4. 次の[Statement Information]ページでは、アップデートグラムの形式(Insert、Update、Delete)を選択します。 スキーマに含ませたいテーブル名とカラムを選択します。アップデートまたはデリートを行う場合、ID カラムを選択します。

    Noteアップデートグラムを作成する際、修正はスキーマに含ませたカラムに限定されます。

    Schema options that specify the table and columns to be modified.(Salesforce is shown.)
  5. [Next]をクリックしてスキーマの概要を確認してウィザードを終了し、スキーマを作成します。完成した.xsd ファイルがプロジェクトに追加されます。
The resulting updategram instance.(Salesforce is shown.)

インサート、アップデート、デリートのインスタンスメッセージを生成する

アップデートグラムスキーマの作成後、アップデートグラムを生成する.xsd ファイルを使用できます。.xsd ファイルを右クリックし、[Generate Instance]を選択します。このファイルは、アップデートグラムを手動で作成するテンプレートとして使用することもできます。以下は、インサート、アップデート、デリートそれぞれに生成されたアップデートグラムインスタンスの例です。

インサート

まず、インサートの一例です。このインスタンスでは、データの変化を指定するafter ブロックのみを扱います。

<ns0:parameters xmlns:ns0="http://www.cdata.com/jp/AcumaticaProvider"> <ns0:sync> <ns0:before></ns0:before> <ns0:after> <ns0:Events Id="Id_0" location_displayname="location_displayname_1" /> </ns0:after> </ns0:sync> </ns0:parameters>

アップデート

次に、アップデートの一例です。このインスタンスでは、before ブロック(テーブルに存在するデータ)と、after ブロック(データの変化)の両方を扱います。

<ns0:parameters xmlns:ns0="http://www.cdata.com/jp/AcumaticaProvider"> <ns0:sync> <ns0:before> <ns0:Events Id=001d000000YBRseAAH></ns0:Events> </ns0:before> <ns0:after> <ns0:Events Id="Id_0" location_displayname="location_displayname_1" ></ns0:Events> </ns0:after> </ns0:sync> </ns0:parameters>

デリート

最後に、デリートの一例です。after ブロックは空になり、アイテムを除去していることを示します。

<ns0:parameters xmlns:ns0="http://www.cdata.com/jp/AcumaticaProvider"> <ns0:sync> <ns0:before> <ns0:Events Id=001d000000YBRseAAH></ns0:Events> </ns0:before> <ns0:after></ns0:after> </ns0:sync> </ns0:parameters>

スキーマを処理する

Acumatica レコードのインサート、アップデート、デリートにアップデートグラムを使用するには、こちらのチュートリアルをご覧ください。

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