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Amazon S3 ファイルストレージデータに連携するJava アプリケーションを素早く、簡単に開発できる便利なドライバー。

国産BI ツールのActionista! からAmazon S3 に直接連携してビジュアライズ

Actionista! からリアルタイムAmazon S3 データに直接連携して分析を実施。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2022-07-20
amazons3 ロゴ

CData

jdbc ロゴ画像
Actionista! ロゴ

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

CData Driver for AmazonS3 を使って、国産BIツールのActionista!(https://www.justsystems.com/jp/products/actionista/) からAmazon S3 データをノーコードで連携して利用できます。この記事では、間にETL/EAI ツールをはさむ方法ではなく、CData JDBC Driver for AmazonS3 をActionista! 側に組み込むだけで連携を実現できます。

Actionista! からAmazon S3 データへの連携を設定

CData JDBC Driver for AmazonS3 をActionista! に配置

  • CData JDBC Driver for AmazonS3 をActionista! と同じマシンにインストールします。
  • 次にインストールした.jar ファイルを以下のパスに格納します:
    ドライバー.jar ファイルのディレクトリ C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for AmazonS3 2019J\lib\cdata.jdbc.amazons3.jar
    Actionista! 側のコピー先ディレクトリ C:\JUST\JustBI\jdbc
  • 次に、C:\JUST\JustBI\conf にあるdatamanager.properties プロパティファイルに今回使用するAmazon S3 のドライバークラスなどを以下のように指定します:
  • # AmazonS3 loader.jdbc.displayName.AmazonS3 = AmazonS3 loader.jdbc.initJdbcUrl.AmazonS3 = jdbc:amazons3: loader.jdbc.url.AmazonS3 = jdbc:amazons3: loader.jdbc.driver.AmazonS3 = cdata.jdbc.amazons3.AmazonS3Driver loader.jdbc.dbmsInfo.AmazonS3 = cdata.jdbc.amazons3.AmazonS3Driver
  • これでActionista! へのドライバーの配置が完了しました。

Amazon S3 データをActionista! のキューブに取り込み

Actionista! ではデータの保持をキューブという単位で保存します。また、クエリでデータソースからデータを取得するのではなく、キューブに対してクエリを行います。このステップでは、Amazon S3 データをキューブに取り込み、分析で使えるようにします。

  • Actionista! にログインします。
  • 「DataManager」-> 「+キューブの新規作成」をクリックします。
  • CData JDBC ドライバはRDB データソースとしてActionista! から利用できるので、「RDB」を選択します。
  • 設定情報にAmazon S3 への接続に必要なプロパティを入れます:
    • RDB の種類:には、上のステップでdisplayName で指定した名前をドロップダウンで選びます。
    • 接続URL:Amazon S3 に接続するための認証情報をセミコロン区切りで入力します。

      Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。

      Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。

      尚、CData 製品はAmazon S3 のファイルの一覧表示やユーザー管理情報の取得用です。S3 に保管されているExcel、CSV、JSON などのファイル内のデータを読み込みたい場合には、Excel DriverCSV DriverJSON Driver をご利用ください。

      アクセスキーの取得

      IAM ユーザーの資格情報を取得するには:

      1. IAM コンソールにサインインします。
      2. ナビゲーションペインで「ユーザー」を選択します。
      3. ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してから「セキュリティ認証情報」タブを選択します。

      AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:

      1. ルートアカウントの資格情報を使用してAWS 管理コンソールにサインインします。
      2. アカウント名または番号を選択し、表示されたメニューで「My Security Credentials」を選択します。
      3. 「Continue to Security Credentials」をクリックし、「Access Keys」セクションを展開して、ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成します。

      AWS ロールとして認証

      多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、CData 製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。

      (すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。

      SSO 認証

      SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、CData 製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。

      jdbc:amazons3:AccessKey=a123;SecretKey=s123;
    • ユーザー名:接続するアカウントのユーザー名(URL に含めることも可)
    • パスワード:接続するアカウントのパスワード(URL に含めることも可)
  • Actionista! のキューブにAmazon S3 を設定(Salesforce is shown.)
  • 「接続」ボタンを押してAmazon S3 に接続します。
  • Amazon S3 への接続が完了すると、JDBC Driver がAmazon S3 のスキーマを取得して、テーブル・ビューをプルダウンメニューに表示します。分析キューブで使用するテーブル・ビューを選択して、OK ボタンを押します。
  • Amazon S3 のテーブルを選択(Salesforce is shown.)
  • 選択したオブジェクトのカラムが表示されます。JDBC Driver は、Amazon S3 データのスキーマを検出してActionista! に渡すので、カラム名だけでなく、データ型の推定がすでになされています。ここで細かい型修正やデータの抽出条件を必要があれば設定して保存します。
  • Amazon S3 オブジェクトを選択してスキーマ修正(Salesforce is shown.)
  • データマネージャー画面でAmazon S3 データを選択して、「+取り込み」ボタンを押すとデータがキューブに保存されます。これでキューブへのデータ登録が完了です。

Actionista! 上にAmazon S3 データのダッシュボードを作成する

それでは簡単なダッシュボードを作成していきます。

  • 「Dashboard」-> 「ダッシュボードの新規作成」-> 「キューブから作成」をクリックします。
  • Amazon S3 キューブを選択(Salesforce is shown.)
  • 先ほど作成したAmazon S3 データのキューブを選択して、ダッシュボード名を任意で入力して、OK を押します。
  • 左側にある明細パネルを右側のエリアにドラッグ&ドロップしますと、明細パネルの作成ウィンドウが表示されるので、Amazon S3 キューブから表示させる項目を選択します。
  • Amazon S3 キューブから分析で使用するカラムを選択(Salesforce is shown.)
  • そのままキューブのデータが表示することができます。ドリルダウンなどを行いたい場合は、サイドメニューにある分析パネルで作成してください。
  • Amazon S3 データをActionista! でビジュアライズ(Salesforce is shown.)

CData JDBC Driver for AmazonS3 をActionista! で使うことで、ノーコードでAmazon S3 データをビジュアライズできました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。

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