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FineReport にAzure Active Directory のデータを連携してビジュアライズ・レポートを作成

Azure Active Directory を帳票ツールのFineReport からデータソースとして設定する方法。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2022-11-02
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CData

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FineReport ロゴ

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

CData JDBC Driver for AzureAD は、JDBC 標準に準拠しており、BI ツールからIDE まで幅広いアプリケーションでAzure Active Directory へのデータ連携を提供します。FineReport は中国BI ベンダー最大手の帆軟軟件(ファンランソフトウェア)が開発&販売する帳票とBIダッシュボード開発プラットフォームです。 この記事では、帳票ツールのFineReport からAzure Active Directory] に連携する方法を説明します。

Azure Active Directory データのJDBC データソースを作成

下記の手順に従って、FineReport からAzure Active Directory にデータベース接続として繋ぎます。

  1. FineReport の「\FineReport_10.0\webapps\webroot\WEB-INF\lib」ディレクトリにCData JDBC ドライバインストールディレクトリの「lib」サブフォルダ内のcdata.jdbc.azuread.jar ファイルをコピーして配置します。製品版の場合には.lic ファイルも同様に配置します。
  2. FineReport の帳票デザイナーを起動します。[サーバ]タブから[データ接続定義]をクリックし、[JDBC]を選択します。
  3. FineReport サーバタブ

開いたデータ接続定義ウィンドウで接続を確立します。

  1. データベース:Other
  2. JDBC ドライバ:cdata.jdbc.azuread.AzureADDriver
  3. URL: jdbc:azuread: に続けてセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。
    一般的なJDBC URL は次の通りです: jdbc:azuread:OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;CallbackURL=http://localhost:33333;
  4. FineReport データ接続定義ウィンドウ
  5. [接続プール属性]をクリックして、[接続の貸出前に接続有効性を検証]の属性項目を[なし]に変更します。
  6. FineReport 接続プール属性

データ接続定義ウィンドウ上部の[接続テスト]をクリックします。これでAzure Active Directory データへの接続が確立され、FineReport 上で仮想RDB としてデータを連携利用することができるようになりました。

Azure Active Directory のデータを実際にデザイナで抽出(Select)してレポートで使ってみる

  1. 左下ペインの+印をクリックし、[データベースクエリ]を選択します。データベースクエリウィンドウが開きます。
  2. 左上のドロップダウンリストで先ほど作成したJDBC 接続を選択します。
  3. 左ペインにAzure Active Directory のエンドポイントがそれぞれテーブルとして表示されます。
  4. FineReport データベースクエリ
  5. Azure Active Directory データの表示されているテーブルから抽出するテーブル・カラムを指定してSelect 文を書きます。
  6. プレビューをクリックするとデータがテーブル状で取得され、表示されます。
  7. FineReport データベースクエリプレビュー
  8. 作成したデータセットを利用してダッシュボードを作成していきます。
  9. FineReport のダッシュボード

このようにAzure Active Directory 内のデータをAPI を書くことなくFineReport上で連携利用することができるようになります。

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