標準PowerShell cmdlets を使ってBox テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for Box は、直感的なBox データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、Box Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Box への接続を設定
Box は、認証にOAuth スタンダードを使用します。Box への認証には、登録アプリのOAuthClientId、OAuthClientSecret、CallbackURL を入力します。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
$conn = Connect-Box -OAuthClientId "$OAuthClientId" -OAuthClientSecret "$OAuthClientSecret" -CallbackURL "$CallbackURL"
Box データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、Files テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-Box -Connection $conn -Table Files | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myFilesData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-Box から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-Box -Connection $conn -Table Files -Where "Id = 123" | Remove-Box
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyFilesUpdates.csv | %{ $record = Select-Box -Connection $Box -Table Files -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-Box -Connection $box -Table Files -Columns ("Name","Size") -Values ($_.Name, $_.Size) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-Box -Connection $box -Table Files -Columns ("Name","Size") -Values ($_.Name, $_.Size) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。