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CData ADO.NET Provider for BullhornCRM は、Crystal Reports for Visual Studio 開発環境に統合されています。標準のADO.NET コンポーネントを使用して、SQL Server と同じようにレポートを作成でき、さらにBullhorn CRM とリアルタイムで連携できます。この記事では、開いたときに更新されるレポートにBullhorn CRM データを追加するために必要な3つのステップを完了する方法を説明します。
Note:このチュートリアルを実行するには、Crystal Reports とVisual Studio のデベロッパーバージョンをインストールしてください。
この記事を実行するにはVisual Studio Crystal Reports プロジェクトが必要になります。この記事では、WPF アプリケーションにレポートを追加します。「File」->「New Project」とクリックし、Crystal Reports WPF Application テンプレートを選択することで、作成できます。表示されるウィザードで空のレポートを作成するオプションを選択します。
Server Explorer からBullhorn CRM のADO.NET データソースを作成すると、Crystal Reports ウィザードおよびCrystal Reports Designer で使用できるDataSet を簡単に作成できます。Server Explorer でBullhorn CRM データを操作するためのガイドは、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
Bullhorn CRM に接続するには、Bullhorn CRM アカウントの資格情報を入力します。また、DataCenterCode プロパティをデータセンターに対応するデータセンターコードに設定してください。詳しくは、こちら を参照してください。
CLS2、CLS21 などのコードはクラスタID で、ログインした際のブラウザのURL(アドレスバー)に含まれます。
例えば、
https://cls21.bullhornstaffing.com/BullhornSTAFFING/MainFrame.jsp?#no-baこちらのURL は、ログインしたユーザーがCLS21 クラスタに存在することを示しています。
ちなみに、コールバックURL の末尾に"/" を含む値、例えば http://localhost:33333/ を指定する場合は、アプリケーション設定で指定したコールバックURL と厳密に同じ値を指定する必要があります。このパラメータの文字が一致しない場合、エラーとなります。
Bullhorn CRM ではOAuth 2.0 認証標準を利用できます。 OAuth を使用して認証するには、すべてのシナリオでカスタムOAuth アプリケーションを作成して設定する必要があります。詳しい認証方法については、ヘルプドキュメントの「OAuth」セクションを参照してください。
接続を構成する際に、Max Rows 接続プロパティも設定できます。これにより返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションをデザインするときのパフォーマンスを向上させることができます。
以下のステップに従ってVisual Studio ADO.NET DataSet Designer を使用し、ADO.NET DataSet オブジェクトを作成します。Crystal Reports はBullhorn CRM テーブルのメタデータを含むDataSet オブジェクトにバインドします。またこのアプローチでは、App.config に接続文字列が追加されることに注意してください。後にこの接続文字列を使用してデータをレポートにロードします。
以下のステップに従って、DataSet からレポートにカラムを追加します。
メタデータのみを含むDataSet を作成したら、実際のデータを含むDataTable を作成する必要があります。BullhornCRMDataAdapter を使用して、SQL クエリの結果をDataTable に入力できます。
<startup useLegacyV2RuntimeActivationPolicy="true"> <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.0"/> </startup>
Window.xaml.cs ファイルに以下の参照を追加します。
using System.Configuration; using CrystalDecisions.CrystalReports.Engine; using CrystalDecisions.Shared; using System.Data.CData.BullhornCRM; using System.Data;
以下のWindow_Loaded メソッドをWindow.xaml.cs に追加し、DataTable を返すSQL クエリを実行します。最低でも、レポートで使用されているカラムと同じカラムは選択する必要があることに注意してください。
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e) { ReportDocument report = new ReportDocument(); report.Load("../../CrystalReport1.rpt"); var connectionString = ConfigurationManager.ConnectionStrings["MyAppConfigConnectionStringName"].ConnectionString; using (BullhornCRMConnection connection = new BullhornCRMConnection(connectionString)) { BullhornCRMDataAdapter dataAdapter = new BullhornCRMDataAdapter( "SELECT Id, CandidateName FROM Candidate WHERE CandidateName = '山田太郎'", connection); DataSet set = new DataSet("_set"); DataTable table = set.Tables.Add("_table"); dataAdapter.Fill(table); report.SetDataSource(table); } reportViewer.ViewerCore.ReportSource = report; }
Window.xaml ファイルでLoaded イベントを追加し、Window タグを以下のようにします。
<Window x:Class="CrystalReportWpfApplication4.Window1" xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml" xmlns:cr="clr-namespace:SAPBusinessObjects.WPF.Viewer;assembly=SAPBusinessObjects.WPF.Viewer" alt="WPF Crystal Report Viewer" Height="600" Width="800" Loaded="Window_Loaded"> ... </Window>
Chart Expert などのエキスパートとともにDataSet を使用することもできます。
Crystal Reports は、Bullhorn CRM API などに対してGROUP BY を実行する代わりに、DataTable にロード済みのデータに対して集計を実行することに注意してください。これは、レポート作成ウィザードにも当てはまります。
別のDataSet を作成し、他のクエリを入力することで、Bullhorn CRM に対して実行されるクエリをより細かく制御できます。ドライバのSQL エンジンの詳細については、ヘルプドキュメントを参照してください。