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Cosmos DB ODBC Driver

使いやすいUnix 用Cosmos DB ODBC Driver。Unicode 対応32ビットおよび64ビットODBC。

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PolyBase で外部データソースとしてCosmos DB を連携利用


CData ODBC Driver for CosmosDB とSQL Server 2019 のPolyBase を使って、リアルタイムCosmos DB に外部データソースとしてアクセス。


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ODBC

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SQL Server のPolyBase は、データベーステーブルをクエリするTransact-SQL 構文を使って、外部データにクエリする仕組みです。 CData ODBC Driver for CosmosDB を組み合わせて使うことで、SQL Server データと同じようにCosmos DB へのアクセスが可能です。 本記事では、外部データソースと外部テーブルの作成から、T-SQL クエリを使ってライブCosmos DB データへ接続を認可するところまで説明します。

CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、PolyBase でライブCosmos DB データを送受信するための圧倒的なパフォーマンスを提供します。SQL Server からCosmos DB に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をCosmos DB に直接プッシュダウンし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作) をクライアント側で処理します。また、PolyBase を使用することで、単一のクエリを使用して分散ソースからデータをプルし、SQL Server データをCosmos DB と結合することもできます。

Cosmos DB への接続

未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。PolyBase を使用してSQL Server に外部データソースを作成するには、System DSN を構成します。(CData Cosmos DB Sys は自動的に作成されます。)

SQL API を使ってCosmos DB アカウントに接続するために必要な接続文字列を取得するには、Azure Portal にログインして「Azure Cosmos DB」を選択し、自分のアカウントを選択します。「Settings」セクションで、「Connection String」をクリックして次の値を設定します。

  • AccountEndpoint: 値は、Cosmos DB アカウントの「Keys」ブレードからのCosmos DB アカウントURL である必要があります。
  • AccountKey: Azure ポータルで、Cosmos DB サービスに移動してAzure Cosmos DB アカウントを選択します。リソースメニューから、 「Keys」ページに移動します。「PRIMARY KEY」値を見つけ、Token をこの値に設定します。

[接続のテスト]をクリックして、DSN がCosmos DB に正しく接続できているかを確認します。[テーブル]タブに移動し、Cosmos DB のテーブル定義を確認します。

Cosmos DB データの外部データソースを作成

接続を構成したのち、外部データソースのマスター暗号化キーと資格情報データベースを作成する必要があります。

マスター暗号化キーの作成

以下のSQL コマンドを実行して新しいマスターキー[ENCRYPTION]を作成し、外部データソースの資格情報を暗号化します。

CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password';

資格情報データベースの作成

以下のSQL コマンドを実行してCosmos DB に接続されている外部データソースの資格情報を作成します。

Note:Cosmos DB は認証にUser やPassword を必要としないため、IDENTITY とSECRET に任意の値を使用できます。

CREATE DATABASE SCOPED CREDENTIAL cosmosdb_creds
WITH IDENTITY = 'username', SECRET = 'password';

Cosmos DB の外部データソースを作成

以下のSQL コマンドを実行し、以前作成したDSN と資格情報を使用して、PolyBase でCosmos DB の外部データソースを作成します。

Cosmos DB の場合、SERVERNAME を[localhost]または[127.0.0.1]に設定し、PORT を空のままにします。PUSHDOWN は、デフォルトでON に設定されているため、ODBC Driver は、サーバー側の処理を利用して複雑なクエリを実行できます。

CREATE EXTERNAL DATA SOURCE cdata_cosmosdb_source
WITH ( 
  LOCATION = 'odbc://SERVERNAME[:PORT]',
  CONNECTION_OPTIONS = 'DSN=CData Cosmos DB Sys',
  -- PUSHDOWN = ON | OFF,
  CREDENTIAL = cosmosdb_creds
);

Cosmos DB の外部テーブルを作成

外部データソースを作成したら、CREATE EXTERNAL TABLE ステートメントを使用してSQL Server インスタンスからCosmos DB にリンクします。テーブルカラムの定義は、CData ODBC Driver for CosmosDB によって公開されているものと一致しなければなりません。DSN Configuration Wizard の[テーブル]タブを参照し、テーブルの定義を確認できます。

Table definition in the DSN Configuration Wizard (Salesforce is shown)

CREATE TABLE ステートメントのサンプル

以下は、Cosmos DB Customers に基づいて外部テーブルを作成するステートメントの一例です。

CREATE EXTERNAL TABLE Customers(
  City [nvarchar](255) NULL,
  CompanyName [nvarchar](255) NULL,
  ...
) WITH ( 
  LOCATION='Customers',
  DATA_SOURCE=cdata_cosmosdb_source
);

SQL Server インスタンスでCosmos DB の外部テーブルを作成すると、ローカルデータとリモートデータを同時にクエリできるようになります。CData ODBC Driver に組み込まれているクエリ処理により、可能な限り多くのクエリ処理がCosmos DB にプッシュされることで、ローカルのリソースと計算リソースが解放されます。ODBC Driver for CosmosDB の30日間無料トライアルをダウンロードし、SQL Server データでライブCosmos DB データを使い始めましょう。