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Cosmos DB ODBC Driver

使いやすいUnix 用Cosmos DB ODBC Driver。Unicode 対応32ビットおよび64ビットODBC。

PowerShell からCosmos DB データをレプリケーション


Cosmos DB をクエリするための簡単なPowerShell スクリプトを記述します。ライブデータへの接続を使用してCosmos DB データをSQL Server にレプリケーション(複製)。


古川えりか
コンテンツスペシャリスト



CData ODBC Driver for CosmosDB は、Microsoft のビルトインODBC サポートを使用して、追加設定なしで連携を可能にします。ODBC ドライバーは、PowerShell から実際のCosmos DB データへの連携を即座に実現します。

PowerShell に組み込まれている.NET Framework Provider for ODBC を使用して、Cosmos DB を他のデータベースに複製するなどの統合タスクを素早く自動化できます。この記事では、Cosmos DB をSQL Server に5 行のコードで複製する方法を説明します。

PowerShell コードを記述し、create、read、update、delete (CRUD) 操作を実行することも可能です。以下の例を参照してください。

ODBC Data Source for CosmosDB の作成

未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

SQL API を使ってCosmos DB アカウントに接続するために必要な接続文字列を取得するには、Azure Portal にログインして「Azure Cosmos DB」を選択し、自分のアカウントを選択します。「Settings」セクションで、「Connection String」をクリックして次の値を設定します。

  • AccountEndpoint: 値は、Cosmos DB アカウントの「Keys」ブレードからのCosmos DB アカウントURL である必要があります。
  • AccountKey: Azure ポータルで、Cosmos DB サービスに移動してAzure Cosmos DB アカウントを選択します。リソースメニューから、 「Keys」ページに移動します。「PRIMARY KEY」値を見つけ、Token をこの値に設定します。

Cosmos DB への接続

以下のコードは、DSN を使用してPowerShell でデータソースへの接続を初期化する方法を説明します。

$conn = New-Object System.Data.Odbc.OdbcConnection $conn.ConnectionString = "DSN=CData CosmosDB Source x64"

Cosmos DB データをSQL Serverにバックアップ

キャッシュを有効にした後、以下のコードを使用して、データをSQL Server に複製できます。

次の接続プロパティを設定し、キャッシュデータベースを構成します。

  • CacheProvider:ADO.NET プロバイダの名前です。これは、ご使用のバージョンの.NET のMachine.config にあります。例として、SQL Server を構成するにはSystem.Data.SqlClient と入力します。

  • CacheConnection:データベースの接続に必要なプロパティの接続文字列です。以下はSQL Server の一例です。

    Server=localhost;Database=RSB;User Id=sqltest;Password=sqltest;

この例のSQL クエリを使用して、スキーマを含むキャッシュされたテーブル全体を更新できます。既存のキャッシュはすべて削除されます。

$conn.Open() # Create and execute the SQL Query $SQL = "CACHE DROP EXISTING SELECT * FROM " + $Customers $cmd = New-Object System.Data.Odbc.OdbcCommand($sql,$conn) $count = $cmd.ExecuteNonQuery() $conn.Close()

ドライバーを使用すると、キャッシュ機能を完全に制御できます。その他のキャッシュコマンドと使用例については、ヘルプドキュメントを参照してください。他のデータベースに複製する手順についても、ヘルプドキュメントを参照してください。

その他の操作

PowerShell でCosmos DB を取得するには、OdbcDataAdapter メソッドのFill メソッドを呼び出します。データ操作コマンドを実行するには、OdbcCommand オブジェクトを初期化してからExecuteNonQuery を呼び出します。以下は、.NET Framework Provider for ODBC を介した、Cosmos DB へのCRUD コマンドの例です。

Cosmos DB データの取得

$sql="SELECT City, CompanyName from Customers" $da= New-Object System.Data.Odbc.OdbcDataAdapter($sql, $conn) $dt= New-Object System.Data.DataTable $da.Fill($dt) $dt.Rows | foreach { $dt.Columns | foreach ($col in dt{ Write-Host $1[$_] } }

Cosmos DB データの更新

$cmd = New-Object System.Data.Odbc.OdbcCommand("UPDATE Customers SET Name='Morris Park Bake Shop' WHERE id = @myid", $conn) $cmd.Parameters.Add(new System.Data.Odbc.OdbcParameter("myid","001d000000YBRseAAH") $cmd.ExecuteNonQuery()

Cosmos DB データの挿入

$cmd = New-Object System.Data.Odbc.OdbcCommand("INSERT INTO Customers SET Name='Morris Park Bake Shop' WHERE id = @myid", $conn) $cmd.Parameters.Add(new System.Data.Odbc.OdbcParameter("myid","001d000000YBRseAAH") $cmd.ExecuteNonQuery()

Cosmos DB データの削除

$cmd = New-Object System.Data.Odbc.OdbcCommand("DELETE FROM Customers WHERE id = @myid", $conn) $cmd.Parameters.Add(new System.Data.Odbc.OdbcParameter("myid","001d000000YBRseAAH") $cmd.ExecuteNonQuery()