本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →Data Sync は、いろいろなシナリオのデータレプリケーション(同期)を行うことができるスタンドアロンのアプリケーションです。例えば、sandbox および本番インスタンスのデータをデータベースに同期することができます。Cosmos DB data をHeroku 上のPostgreSQL に同期することで、Salesforce の通常オブジェクトに加えて、Salesforce 外部オブジェクト(Salesforce Connect)としてCosmos DB データへのアクセスが可能になります。
本レプリケーション例では、次が必要です:
CData Sync を使って、Cosmos DB data をHeroku 上のPostgreSQL データベースにレプリケーションできます。本記事では、Heroku 上の既存のPostgreSQL を使用します。PostgreSQL データベースをレプリケーション先に指定するには、[接続]タブから進みます。
PostgreSQL への接続には、Port(デフォルトでは5432)、およびデータベース接続プロパティを設定し、サーバーに認証するuser およびpassword を設定します。データベースプロパティが指定されていない場合には、ユーザーのデフォルトデータベースに接続します。
データソース側にCosmos DB を設定します。[接続]タブをクリックします。
SQL API を使ってCosmos DB アカウントに接続するために必要な接続文字列を取得するには、Azure Portal にログインして「Azure Cosmos DB」を選択し、自分のアカウントを選択します。「Settings」セクションで、「Connection String」をクリックして次の値を設定します。
Data Sync はレプリケーションをコントロールするSQL クエリを簡単なGUI 操作で設定できます。
レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[ジョブを追加]ボタンをクリックします。
次にデータソースおよび同期先をそれぞれドロップダウンから選択します。
テーブル全体をレプリケーションするには、[テーブル]セクションで[テーブルを追加]をクリックします。表示されたテーブルリストからレプリケーションするテーブルをチェックします。
レプリケーションはテーブル全体ではなく、カスタマイズが可能です。[変更]機能を使えば、レプリケーションするカラムの指定、同期先でのカラム名を変更しての保存、ソースデータの各種加工が可能です。レプリケーションのカスタマイズには、ジョブの[変更]ボタンをクリックしてカスタマイズウィンドウを開いて操作を行います:
インターフェースを使って変更を行うと、レプリケーションのSQL クエリは以下のようなシンプルなものから:
REPLICATE [Customers]
次のような複雑なものになります:
REPLICATE [Customers] SELECT [City], [CompanyName] FROM [Customers] WHERE [Name] = Morris Park Bake Shop
[スケジュール]セクションでは、レプリケーションジョブの自動起動スケジュール設定が可能です。反復同期間隔は、15分おきから毎月1回までの間で設定が可能です。
レプリケーションジョブを設定したら、[変更を保存]ボタンを押して保存します。複数のCosmos DB data のジョブを作成して、Salesforce の外部オブジェクトとして利用可能です。
Cosmos DB data がHeroku 上のPostgreSQL データベースとしてレプリケーションされたので、Heroku のOData インターフェースを設定し、Salesforce Connect から外部オブジェクトとしてデータ連携できるようにします。
まずは、Heroku 上のPostgreSQL データベースに複製されたCosmos DB data への接続のために、データベースに対しHeroku External Object を設定します。
詳しくは、こちらのHeroku documentation を参照してください。
Heroku のOData サービスの設定が終わったら、Salesforce Connect を使って、複製されたCosmos DB data のデータに外部データソースとして連携します。
Salesforce の外部データソース登録が終わったら、次の方法でCosmos DB 外部データソースに変更を反映させます。Cosmos DB テーブルの定義とCosmos DB 外部オブジェクトの定義を同期します。
これで、レプリケーションされたCosmos DB エンティティに対して、Salesforce の通常オブジェクトと同じように外部オブジェクトとしてアクセスが可能になりました。
是非、CData Sync の30日の無償評価版 をダウンロードして、Salesforce との連携をお試しください!