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Dynamics 365 Business Central データを帳票ツールbiz-Stream で連携利用する方法

CData JDBC ドライバを使って、帳票ツールのbiz-Stream で Dynamics 365 Business Central をノーコードで連携。

宮本航太
プロダクトスペシャリスト

最終更新日:2022-05-18
d365businesscentral ロゴ

CData

jdbc ロゴ画像
biz-Stream ロゴ

こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。

biz-Stream は、多様な表現が可能なWeb 帳票ソリューションです。

この記事では、biz-Stream からCData JDBC ドライバ経由でDynamics 365 Business Central データにリアルタイムで連携接続して帳票から利用する方法を紹介します。CData Drivers を使うことで、RDB のようにbiz-Stream 内でDynamics 365 Business Central データを扱うことができるようになります。

biz-Stream へのDynamics 365 Business Central JDBC ドライバーの配置

デフォルトの内容でインストールした場合、以下のパスに jar ファイルが配置されますので、その jar ファイルを biz-Stream の所定のパスにコピーします。

  • cdata.jdbc.d365businesscentral.jar
  • cdata.jdbc.d365businesscentral.lic (試用版では.lic ファイルは不要)
  • コピー元:C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for D365BusinessCentral 20xxJ\lib
  • コピー先:C:\Program Files (x86)\brainsellers\biz-Stream レイアウト・デザイナ\lib_jdbc

biz-Stream からDynamics 365 Business Central への接続設定

レイアウトデザイナを起動後、リソース定義にて Dynamics 365 Business Central への接続設定を行います。ドライバー選択のプルダウンに CData D365BusinessCentral JDBC Driver が表示されますので選択します。

Dynamics 365 Business Central 接続プロパティの取得・設定方法

Dynamics 365 Business Central への認証には、User およびAccessKey プロパティが必要です。

データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、 http://businesscentral.dynamics.com/abc123/ などのBusiness Central アカウントへのエンドポインであるか、Web サービスのルートを参照する必要があります。OrganizationUrl を指定する方法 および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定する必要があります。 会社が1つだけの場合は、Company を指定する必要はありません。

Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。User およびAccessKey の値を取得するには、Dynamics 365 Business Central の「ユーザー」ページに移動して「編集」をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。

Microsoft では、OAuth 認証を使用する本番ユースケースを推奨します。詳細については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。

サーバURLは以下の形式で入力します。
URL: jdbc:d365businesscentral:OrganizationUrl=https://myaccount.financials.dynamics.com/;

Dynamics 365 Business Central データ リソースの作成

JDBC Driver の接続文字列デザイナーを使う

JDBC 接続文字列を作るには、Dynamics 365 Business Central JDBC Driver のビルトイン接続文字列デザイナーを使う方法があります。ドライバーの.jar ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから.jar ファイルを実行します。

Windows:

java -jar 'C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for D365BusinessCentral 20xxJ\lib\cdata.jdbc.d365businesscentral.jar'

MacOS:

java -jar cdata.jdbc.d365businesscentral.jar

接続プロパティに値を入力して、生成される接続文字列をクリップボードにコピーします。

接続文字列デザイナーを使って、JDBC URL を生成する (Salesforce is shown.)

次にデータ取得条件を設定します。SQL 定義から定義名を設定し、編集ボタンをクリックします。

Dynamics 365 Business Central データ リソースの編集

上のグレーエリアで右クリック → テーブルリストと選択しますと、Dynamics 365 Business Central のオブジェクトがリストで表示されます。使用するテーブルを選択します。

Dynamics 365 Business Central データ リソースの選択

ここでは取得対象の項目や条件などを設定することができます。対象項目や条件を指定できたらOKボタンをクリックし、戻った画面で追加ボタンをクリックします。

Dynamics 365 Business Central データ のカラム選択と条件設定

最後にデータソース設定を行います。データソース定義名に先ほど設定したものを選択し、画面下部にある追加ボタンをクリックします。これでbiz-Stream でDynamics 365 Business Central データを利用する準備ができました。

データソース設定

Dynamics 365 Business Central データをリアルタイムで参照するbiz-Stream 帳票のデザイン

用紙設定を行います。今回は A4 設定にしました。設定後は画面下部にある追加ボタンをクリックします。

ページ設定では新規ボタンをクリックします。

ここではレイアウトデザイナが帳票テンプレートを xml で保存しますので、ファイル名を設定します。

レイアウトにはさまざまなメニューがありますが、今回は表を使用します。表を設定後、Dynamics 365 Business Central から取得したデータをセットするエリアを作成します。各セルにテキストボックスを挿入し、そのテキストボックス自体に Dynamics 365 Business Central の項目を紐づけします。
※ヘッダーにもそれぞれテキストボックスを追加します。

表オブジェクトとしてDynamics 365 Business Central を使用

レイアウト作成画面を閉じた後、ページ設定の画面に戻りますので、画面下部にある追加ボタン(一度作成している場合は適用)をクリックし、レイアウトの作成が完了となります。

レイアウトデザイナーのトップ画面のヘッダーメニューからプレビューアイコンをクリックします。先ほど作成したレイアウトで Dynamics 365 Business Central のデータを表示させることができます。

このようにCData JDBC ドライバをアップロードすることで、簡単にbiz-Stream でDynamics 365 Business Central データをリアルタイムに参照する帳票をノーコードで連携して作成することができます。

ぜひ、CData JDBC Driver for D365BusinessCentral 30日の無償評価版 をダウンロードして、お試しください。

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