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リアルタイムDynamics 365 データをビルトインPower Apps のカスタムビジネスアプリに統合

CData Connect Cloud を使用してDynamics 365 データに接続し、リアルタイムでデータをMicrosoft Power Apps で構築されたアプリに統合します。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー

最終更新日:2022-03-07
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CData

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Power Apps ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Power Apps は、ソフトウェア開発の時間を短縮しつつ、データに接続してWeb とモバイル両方で機能するカスタムビジネスアプリを構築および使用するためのサービスです。CData Connect Cloud と組み合わせると、Power Apps を使用して構築したアプリからDynamics 365 データにクラウドベースでアクセスできます。この記事では、Power Apps からConnect Cloud に接続し、リアルタイムDynamics 365 データを使用してアプリを構築する方法を説明します。

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、以下のような特徴を持ったクラウド型のリアルタイムデータ連携製品です。

  • SaaS やクラウドデータベースを中心とする150種類以上のデータソース
  • BI、アナリティクス、ETL、ローコードツールなど30種類以上のツールやアプリケーションから利用可能
  • リアルタイムのデータ接続に対応。データの複製を作る必要はありません
  • ノーコードでシンプルな設定

詳しくは、こちらの製品資料をご確認ください。

Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud からDynamics 365 に接続する

CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 Adding a Connection
  2. Add Connection パネルから「Dynamics 365」を選択します。 Selecting a data source
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Dynamics 365 に接続します。

    Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法

    Dynamics365 Online、オンプレミス、およびOnPremise IFD (Internet-facing deployment) に接続することができます。すべてのエディションで、OrganizationalUrl がログインで利用するURL に設定される必要があります。 オンプレミス版の場合には、追加でUser およびPassword 接続プロパティを入力する必要があります。

    Online 版およびOnPremise IFD 版は、OAuth 値を指定する必要があります。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

    Configuring a connection (Salesforce is shown)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit Dynamics 365 Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
  2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

コネクションが構成されたら、Power Apps からDynamics 365 に接続できるようになります。

CData Connect Cloud に接続する

Connect Cloud を使用してDynamics 365 データをPower Apps に統合するには、新しいSQL Server 接続が必要です。

  1. Power Apps にログインします。
  2. Dataverse -> Connections -> New connection とクリックします。
  3. SQL Server を選択します。 Creating a new SQL Server Connection
  4. 接続ウィザードにて:

    • 「直接接続」を選択します。
    • SQL server nametds.cdata.com,14333 に設定します。
    • SQL database name をDynamics 365 接続の名前(Dynamics3651 など)に設定します。
    • Username をConnect Cloud のユーザーに設定します。(user@mydomain.com)
    • Password を上記のユーザーのPAT に設定します。
    • 作成をクリックします。 Connecting to Connect Cloud

Dynamics 365 データを活用するアプリを構築する

Connect Cloud への接続が構成されたら、リアルタイムでDynamics 365 データをPower Apps で構築したアプリに統合することができます。

  1. Power Apps にログインします。
  2. 「Create」をクリックし、「SQL」を選択します。 Creating a new app from data
  3. 作成したSQL Server 接続を選択します。
  4. 使用するテーブルを検索または選択します。
  5. Connect をクリックします。 Connecting to Dynamics 365 データ
  6. 新しく作成したアプリのレイアウトや、BrowseScreen、DetailScreen、EditScreen で表示されるフィールドの設定などを、ほかのアプリと同じようにカスタマイズします。 Customizing the Dynamics 365 データ app

これで、組織内で使用するために保存・公開することができる、リアルタイムDynamics 365 データへの読み取りおよび書き込みアクセス権を持つアプリを作成できました。

クラウドアプリケーションからDynamics 365 データへのSQL アクセス

Microsoft Power Apps からDynamics 365 データにリアルタイムで直接接続できるようになりました。これで、Dynamics 365 データを複製せずにより多くの接続とアプリを作成してビジネスを推進できます。

クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect Cloud をお試しください。

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