標準PowerShell cmdlets を使ってDynamics 365 Sales テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for Dynamics 365 Sales は、直感的なDynamics 365 Sales データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、D365Sales Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Dynamics 365 Sales への接続を設定
Dynamics 365 はOAuth 認証標準を使用します。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
$conn = Connect-D365Sales -OrganizationUrl "$OrganizationUrl"
Dynamics 365 Sales データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、Accounts テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-D365Sales -Connection $conn -Table Accounts | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountsData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-D365Sales から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-D365Sales -Connection $conn -Table Accounts -Where "Name = MyAccount" | Remove-D365Sales
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyAccountsUpdates.csv | %{ $record = Select-D365Sales -Connection $D365Sales -Table Accounts -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-D365Sales -Connection $d365sales -Table Accounts -Columns ("accountid","Name") -Values ($_.accountid, $_.Name) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-D365Sales -Connection $d365sales -Table Accounts -Columns ("accountid","Name") -Values ($_.accountid, $_.Name) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。