OutSystems は、企業がオムニチャネルのエンタープライズアプリケーションを開発、展開、管理するためのツールを提供するローコードプラットフォームです。CData Connect Cloud と組み合わせると、ビジネスアプリケーション用にDatabricks データにクラウド上でアクセスできます。この記事では、Connect Cloud にDatabricks の仮想データベースを作成し、OutSystems でDatabricks データから単純なアプリを構築する方法を説明します。
CData Connect Cloud は、Databricks にピュアMySQL のクラウドベースインターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくOutSystems でのリアルタイムDatabricks データからのレポート作成を実現します。データと連携するアプリケーションを作成すると、OutSystems はデータを収集するためのSQL クエリを生成します。CData Connect Cloud は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をDatabricks に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、要求されたDatabricks データを高速で返します。
Connect Cloud からDatabricks に接続する
CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「Databricks」を選択します。
-
必要な認証情報を入力し、Databricks に接続します。
To connect to a Databricks cluster, set the properties as described below.
Note: The needed values can be found in your Databricks instance by navigating to Clusters, and selecting the desired cluster,
and selecting the JDBC/ODBC tab under Advanced Options.
- Server: Set to the Server Hostname of your Databricks cluster.
- HTTPPath: Set to the HTTP Path of your Databricks cluster.
- Token: Set to your personal access token (this value can be obtained by navigating to the User Settings page of your Databricks instance and selecting the Access Tokens tab).
- Create & Test をクリックします。
- Add Databricks Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンを追加する
OAuth 認証をサポートしないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、フレームワークから接続する場合、パーソナルアクセストークン(Personal Access Token, PAT)を認証に使用できます。きめ細かくアクセスを管理するために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
コネクションが構成されたら、OutSystems からDatabricks に接続できるようになります。
OutSystems からDatabricks に接続する
以下のステップでは、OutSystems からCData Connect Cloud に接続して新しいDatabricks データベース接続を作成する方法の概要を説明します。
- OutSystems Service Studio を開きます。
- 歯車アイコン をクリックし、Service Center のEnvironment Management を開きます。
- Administration をクリックして「Database Connections」を選択します。
- 「New Database Connection」をクリックします。
- データベース接続を設定します。
- Name:接続の名称(例:CData Connect Cloud Databricks)
- DBMS:SQL Server またはAzure SQL
- Username:Connect Cloud ユーザー(例:user@mydomain.com)
- Password:Connect Cloud ユーザーのPAT
- Server:tds.cdata.com,14333
- Schema:Databricks コネクションの名前(例: Databricks1)
- 「Test Connection」をクリックします。
- 「Create」をクリックします。
Databricks テーブルまたはビューを拡張モジュールのエンティティにマップする
Databricks のデータベース接続を作成したら、テーブルまたはビューをOutSystems のエンティティにマップする拡張機能を作成できます。作成していない場合は、Service Studio でアプリケーションを作成します。
- Service Studio を開き、既存のアプリケーションを開きます。
- 「Add Module」をクリックし、「Module Name」(例:databricks_db_extension)を設定し、「Module Type」を「Extension」に設定して、「Create Module」をクリックします。
- Integration Studio で、環境に接続します。
- 拡張ツリーで「Entities」を右クリックし、「Connect to External Table or View...」を選択します。
- ウィザードのステップに従って、使用するテーブルおよびビューを選択します。
- Integration Studio で「1-Click Publish」をクリックします。
- 「1-Click Publish」ウィザードでプロセスが完了したら、「Configure」をクリックします。
- Service Center で、拡張機能の論理データベース名を、拡張機能が使用するデータベース接続に関連付け、「Apply」をクリックします。
- アプリケーションで「Manage Dependencies...」をクリックします。
- 拡張機能に依存関係を追加し、アプリケーションで使用するエンティティを選択します。
これで、標準のOutSystems エンティティと同じように、Databricks データにアクセスして操作できます。
詳細と無償トライアル
Connect Cloud とOutSystems を使用すると、Databricks に接続されたアプリケーションを簡単に構築できます。今すぐOutSystems のDatabricks データで作業を開始するには、Connect Cloud の無償トライアルにサインアップしてください。