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Microsoft Dataverse JDBC Driver

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Elasticsearch へLogstash 経由でMicrosoft Dataverse データをロードする方法


全文検索のElasticsearch のETL/ELT モジュールのLogstash とJDBC Driver を使い、Microsoft Dataverse データを簡単にロードする方法。


加藤龍彦
ウェブデベロッパー

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JDBC Driver

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Elasticsearch は、人気の分散型の全文検索エンジンです。データを一元的に格納することで、超高速検索や、関連性の細かな調整、パワフルな分析が大規模に、手軽に実行可能になります。Elasticsearch にはデータのローディングを行うパイプラインツール「Logstash」があります。CData Drivers を利用することができるので、30日の無償評価版をダウンロードしてあらゆるデータソースを簡単にElasticsearch に取り込んで検索・分析を行うことができます。

この記事では、CData Driver for CDS を使って、Microsoft Dataverse のデータをLogstash 経由でElasticsearch にロードする手順を説明します。

Elasticsearch Logstash でCData JDBC Driver for CDS を使用

  • CData JDBC Driver for CDS をLogstash が稼働するマシンにインストールします。
  • 以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。後ほどこのパスを使います。この.jar ファイルと製品版の場合は.lic ファイルをLogstash に配置して使います。
    C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for CDS 2019J\lib\cdata.jdbc.cds.jar
  • 次に、Logstash とCData JDBC Driver をつなぐ、JDBC Input Plugin をインストールします。JDBC Plugin は最新のLogstash だとデフォルトでついてきますが、バージョンによっては追加する必要があります。
    https://www.elastic.co/guide/en/logstash/5.4/plugins-inputs-jdbc.html
  • CData JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイルを、Logstashの「/logstash-core/lib/jars/」に移動します。

Logstash でElasticsearch にMicrosoft Dataverse データを送る

それでは、LogstashでElasticsearch にMicrosoft Dataverse データ転送を行うための設定ファイルを作成していきます。

  • Logstash のデータ処理定義であるlogstash.conf ファイルにMicrosoft Dataverse データを取得する処理書きます。Input はJDBC、Output はElasticsearch にします。データローディングジョブの起動間隔は30秒に設定しています。
  • CData JDBC Driver の.jar をjdbc driver ライブラリにして、クラス名を設定、Microsoft Dataverse への接続プロパティをJDBC URL の形でせっていします。JDBC URL ではほかにも詳細な設定を行うことができるので、細かくは製品ドキュメントをご覧ください。
  • ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、以下のとおりです。

    • InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定します。
    • OrganizationUrl: 接続先の組織のURL、例えばhttps://organization.crm.dynamics.com などに設定。
    • Tenant (optional): デフォルトと異なるテナントに認証したい場合は、これを設定します。これは、デフォルトのテナントに所属していない組織と連携するために必要です。

    接続すると、本製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、本製品にアクセス許可を与えます。本製品がOAuth プロセスを完了します。

                
                    input {
                        jdbc {
                          jdbc_driver_library => "../logstash-core/lib/jars/cdata.jdbc.cds.jar"
                          jdbc_driver_class => "Java::cdata.jdbc.cds.CDSDriver"
                          jdbc_connection_string => "jdbc:cds:OrganizationUrl=https://myaccount.crm.dynamics.com/InitiateOAuth=REFRESH"
                          jdbc_user => ""
                          jdbc_password => ""
                          schedule => "*/30 * * * * *"
                          statement => "SELECT AccountId, Name FROM Accounts WHERE Name = 'MyAccount'"
                        }
                      }
                      
                     
                      output {
                        Elasticsearch {
                            index => "cds_Accounts"
                            document_id => "xxxx"
                        }
                      }
                
            

Logstash でMicrosoft Dataverse のローディングを実行

それでは作成した「logstash.conf」ファイルを元にLogstash を実行してみます。

> logstash-7.8.0\bin\logstash -f logstash.conf

成功した旨のログが出ます。これでMicrosoft Dataverse データがElasticsearch にロードされました。

例えばKibana で実際にElasticsearch に転送されたデータを見てみます。

        
            GET cds_Accounts/_search
            {
            "query": {
                "match_all": {}
            }
            }
        
    
Elasticsearch にロードされたMicrosoft Dataverse データをクエリ

データがElasticsearch に格納されていることが確認できました。

Elasticsearch にロードされたMicrosoft Dataverse データを確認

CData JDBC Driver for CDS をLogstash で使うことで、Microsoft Dataverse コネクタとして機能し、簡単にデータをElasticsearch にロードすることができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。