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Dynamics 365 ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートするさまざまなアプリケーションからDynamics 365 データへの接続を実現するパワフルなツールです。

標準のODBC ドライバーインターフェースを使用して、データベースのようにDynamics 365 データにアクセスし、Leads、Contacts、Opportunities、Accounts などの読み、書き、更新を実行できます。

Dynamics 365 データにSAP BusinessObject Universe からリアルタイム連携

ODBC Driver でリアルタイムDynamics 365 データ連携を SAP BusinessObjects universe から利用可能に。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-09-17
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CData

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SAP Business Objects ロゴ

こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

この記事では、CData ODBC Driver for Dynamics365 を使ったSAP BusinessObject Universe を作成する方法を説明します。 Information Design Tool および Web Intelligence tool の双方から service に接続します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Dynamics 365 をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにDynamics 365 データを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてDynamics 365 の接続を設定、2.SAP BusinessObject Universe 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとDynamics 365 への接続設定

このセクションでは、Information Design Tool からDynamics 365 ODBC データソースへの連携方法を説明します。接続の確立後、データの分析やBusinessObject Universe の作成が可能となります。

まずは、本記事右側のサイドバーからDynamics365 ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

    未指定の場合は、初めにODBC DSN (data source name) で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

    Dynamics 365 接続プロパティの取得・設定方法

    Dynamics365 Online、オンプレミス、およびOnPremise IFD (Internet-facing deployment) に接続することができます。すべてのエディションで、OrganizationalUrl がログインで利用するURL に設定される必要があります。 オンプレミス版の場合には、追加でUser およびPassword 接続プロパティを入力する必要があります。

    Online 版およびOnPremise IFD 版は、OAuth 値を指定する必要があります。詳細はヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

    Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターでの必須プロパティについては、ヘルプドキュメントの[はじめに]の章を参照してください。

  1. プロジェクトを右クリックして、[New]→[New Relational Connection]をクリックします。

  2. 表示されたウィザードで、接続名を入力します。
  3. [Generic]→[Generic ODBC datasource]→[ODBC Drivers]とクリックして、DSN を選択します。Select Generic -> Generic ODBC datasource -> ODBC Drivers and select the DSN.

  4. コネクションプーリングとカスタムパラメータはデフォルト値のままで、完了してウィザードを閉じます。

Information Design Tool で Dynamics 365 データに連携して分析する

Information Design Tool では、公開されたODBC 接続とローカルのODBC 接続の双方を利用して、データのブランジングとクエリができます。

  1. Local Projects ビューで、接続(.cnx ファイル)をダブルクリックして、Dynamics 365 データソースを開きます。

  2. Show Values タブにおいて、テーブルデータのロードとSQL クエリの入力ができます。テーブルデータを見るには、テーブルのノードを拡張して、テーブルを右クリックして、[Show Values]をクリックします。値は[Raw Data]タブに表示されます。 O

  3. [Analysis] タブで、チャートの軸にカラムをドラグ&ドロップできます。

A chart in the Information Design Tool. (Salesforce is shown.)

ローカル接続の公開

CMS にUniverse を公開するには、追加で接続を公開する必要があります。

  1. [Local Projects]ビューで、接続を右クリックして、[Publish Connection to Repository]をクリックします。

  2. レポジトリのホストおよびポート、接続クレデンシャルを入力します。

  3. 接続を公開するフォルダを選択します。

  4. 次に表示されるダイアログにて、[Yes]をクリックしてショートカットを作成します。

ODBC Driver for Dynamics365 のUniverse の作成

次の手順で、ODBC Driver for Dynamics365 のUniverse を作成できます。例ではUniverse はレポジトリに公開されるので、前のステップで作成された公開接続を使います。

  1. Information Design Tool で、[File]→[New Universe]をクリックします。

  2. 使用するプロジェクトを選択します。

  3. create the universe on a relational data source]のオプションを選択します。.

  4. 公開された接続のショートカットを選択します。

  5. Data Foundation の名前を入力します。

  6. オブジェクトとしてアクセスするテーブルおよびカラムをインポートします。

  7. Business Layer の名前を入力します。

ODBC データソースで作成されたBusinessObjects universe (Salesforce is shown.)

Dynamics 365 のUniverse をパブリッシュ

Universe をCMS に公開する手順は次のとおりです。

  1. [Local Projects]ビューで、ビジネスレイヤーを右クリックして、[Publish]→[To a Repository]をクリックします。

  2. [Publish Universe]ダイアログで、インポート前に整合性のチェックをします。

  3. Universe が公開されるレポジトリのフォルダを作成もしくは作成します。

Web Intelligence でDynamics 365 データをクエリする

Web Intelligence で、公開されたUniverse を使ってDynamics 365 に連携することができます。

  1. BusinessObject launchpad からWeb Intelligence を開き、新しいドキュメントを作成します。

  2. データソースのUniverse を選択します。

  3. Dynamics 365 universe を選択します。Query Panel が開くので、Result Objects ペインにオブジェクトをドラグし、クエリで利用します。

Web Intelligence で Dynamics 365 データ をクエリ (Dynamics CRM is shown.)

Dynamics 365 からSAP BusinessObjects へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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