本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →NEXACRO BEYOND は UI/UX に特化したローコード開発ツールおよびその実行基盤です。この記事では、CData Connect Cloud を経由して NEXACRO BEYOND からDynamics CRM に連携し、アプリを開発する方法を紹介します。
CData Connect Cloud は、Dynamics CRM データのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、NEXACRO BEYOND からリアルタイムにDynamics CRM データへ連携することができます。
NEXACRO BEYOND でDynamics CRM データをリアルタイムで操作するには、Connect Cloud からDynamics CRM に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してDynamics CRM データのOData エンドポイントを作成する必要があります。
必要であれば、Connect Cloud 経由でDynamics CRM に接続するユーザーを作成します。
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
CData Connect Cloud では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。
また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。
Dynamics CRM に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
コネクションとOData エンドポイントが構成されたら、NEXACRO BEYOND からDynamics CRM に接続できるようになります。
Web API の準備が整ったのでNEXACRO BEYOND によるアプリケーション開発を進めていきます。NEXACRO BEYOND のアプリケーションは NEXACRO Studio というツールを用いて開発します。
プロジェクトを作成したら、一覧画面を表示するためのForm を作成しておきます。
続いてWeb API との通信の部分を作り込んでいきます。NEXACRO BEYOND ではDataObject という機能を用いて、JSON フォーマットのWeb API との通信やデータ制御を行うようになっています。
今回は最終的に一覧画面を作るわけですが、一覧画面のコンポーネントはJSON のように不定形なオブジェクトだとバインディングすることができません。
そこで、一度DataObject を「Dataset」という画面上で利用できるオブジェクトにマッピングしてあげた上で、UI 上で表示できるようにします。
最後に一覧表示用のGrid を配置して、取得したデータを表示してみましょう。
このように、CData Connect Cloud を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携アプリをNEXACRO BEYOND で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Cloud の詳細をこちらからご覧ください。