MySQL Workbench でDynamics CRM データをクエリ

ODBC Driver for DynamicsCRM からSQL Gateway を使用し、MySQL インターフェースを介してDynamics CRM にクエリを実行できます。以下のステップに従って、SQL Gateway のMySQL リモーティングサービスを開始し、MySQL Workbench でライブDynamics CRM を操作します。

Dynamics CRM データへの接続

未指定の場合は、データソース名（DSN）で必要な接続プロパティの値を指定します。DSN を構成するために、ビルトインのMicrosoft ODBC Data Source Administrator を使用できます。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターでDSN を作成及び設定する方法については、ヘルプドキュメントの［はじめに］チャプターを参照してください。

Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。

また、Security Token Service（STS）、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。

SQL Gateway を構成する

Dynamics CRM への接続を仮想MySQL データベースとして設定するには、SQL Gateway Overview を参照してください。クライアントからのMySQL 要求を受けるMySQL リモートサービスを構成します。このサービスは、SQL Gateway UI で構成できます。

MySQL Workbench からDynamics CRM をクエリ

以下のステップでは、MySQL Workbench からSQL Gateway で作成された仮想Dynamics CRM データベースに接続し、ライブDynamics CRM データを操作するための基本的なクエリを発行する方法を説明します。

SQL Gateway を介してDynamics CRM に接続

1. MySQL Workbench で、［add a new MySQL connection］をクリックします。
2. 接続（CData SQL Gateway for DynamicsCRM）に名前を付けます。
3. Hostname、Port、Username のパラメータを設定し、SQL Gateway に接続します。
4. Store in Vault をクリックしてパスワードを設定し、保存します。
5. Test Connection をクリックして接続が正しく構成されていることを確認し、OK をクリックします。

Dynamics CRM データをクエリ

1. 作成した接続（CData SQL Gateway for DynamicsCRM）を開きます。
2. ［File］->［New Query Tab］と進みます。
3. SELECT * FROM `CData DynamicsCRM Sys`.Account; のようなDynamics CRM データを取得するSQL クエリを記述します。

MySQL Workbench からライブDynamics CRM データにアクセスすることで、MySQL データベースと同じようにDynamics CRM をクエリおよび更新できます。CData ODBC Driver for DynamicsCRM とCData SQL Gateway の30日の無償評価版はこちらです。