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Dynamics CRM ODBC Driver

Dynamics CRM ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなDynamics CRM アカウントデータに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインターフェースを使用して、データベースのようにMicrosoft CRM データにアクセスし、潜在顧客、連絡先、営業案件、アカウントなどの読み、書き、更新を実行できます。

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PolyBase で外部データソースとしてDynamics CRM を連携利用


CData ODBC Driver for DynamicsCRM とSQL Server 2019 のPolyBase を使って、リアルタイムDynamics CRM に外部データソースとしてアクセス。


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ODBC

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SQL Server のPolyBase は、データベーステーブルをクエリするTransact-SQL 構文を使って、外部データにクエリする仕組みです。 CData ODBC Driver for DynamicsCRM を組み合わせて使うことで、SQL Server データと同じようにDynamics CRM へのアクセスが可能です。 本記事では、外部データソースと外部テーブルの作成から、T-SQL クエリを使ってライブDynamics CRM データへ接続を認可するところまで説明します。

CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、PolyBase でライブDynamics CRM データを送受信するための圧倒的なパフォーマンスを提供します。SQL Server からDynamics CRM に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をDynamics CRM に直接プッシュダウンし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作) をクライアント側で処理します。また、PolyBase を使用することで、単一のクエリを使用して分散ソースからデータをプルし、SQL Server データをDynamics CRM と結合することもできます。

Dynamics CRM への接続

未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。PolyBase を使用してSQL Server に外部データソースを作成するには、System DSN を構成します。(CData Dynamics CRM Sys は自動的に作成されます。)

Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。

また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。

[接続のテスト]をクリックして、DSN がDynamics CRM に正しく接続できているかを確認します。[テーブル]タブに移動し、Dynamics CRM のテーブル定義を確認します。

Dynamics CRM データの外部データソースを作成

接続を構成したのち、外部データソースのマスター暗号化キーと資格情報データベースを作成する必要があります。

マスター暗号化キーの作成

以下のSQL コマンドを実行して新しいマスターキー[ENCRYPTION]を作成し、外部データソースの資格情報を暗号化します。

CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password';

資格情報データベースの作成

以下のSQL コマンドを実行してDynamics CRM に接続されている外部データソースの資格情報を作成します。

Note:IDENTITY とSECRET はDynamics CRM のUser プロパティとPassword プロパティに対応しています。

CREATE DATABASE SCOPED CREDENTIAL dynamicscrm_creds
WITH IDENTITY = 'username', SECRET = 'password';

Dynamics CRM の外部データソースを作成

以下のSQL コマンドを実行し、以前作成したDSN と資格情報を使用して、PolyBase でDynamics CRM の外部データソースを作成します。

Dynamics CRM の場合、SERVERNAME を[localhost]または[127.0.0.1]に設定し、PORT を空のままにします。PUSHDOWN は、デフォルトでON に設定されているため、ODBC Driver は、サーバー側の処理を利用して複雑なクエリを実行できます。

CREATE EXTERNAL DATA SOURCE cdata_dynamicscrm_source
WITH ( 
  LOCATION = 'odbc://SERVERNAME[:PORT]',
  CONNECTION_OPTIONS = 'DSN=CData Dynamics CRM Sys',
  -- PUSHDOWN = ON | OFF,
  CREDENTIAL = dynamicscrm_creds
);

Dynamics CRM の外部テーブルを作成

外部データソースを作成したら、CREATE EXTERNAL TABLE ステートメントを使用してSQL Server インスタンスからDynamics CRM にリンクします。テーブルカラムの定義は、CData ODBC Driver for DynamicsCRM によって公開されているものと一致しなければなりません。DSN Configuration Wizard の[テーブル]タブを参照し、テーブルの定義を確認できます。

Table definition in the DSN Configuration Wizard (Salesforce is shown)

CREATE TABLE ステートメントのサンプル

以下は、Dynamics CRM Account に基づいて外部テーブルを作成するステートメントの一例です。

CREATE EXTERNAL TABLE Account(
  FirstName [nvarchar](255) NULL,
  NumberOfEmployees [nvarchar](255) NULL,
  ...
) WITH ( 
  LOCATION='Account',
  DATA_SOURCE=cdata_dynamicscrm_source
);

SQL Server インスタンスでDynamics CRM の外部テーブルを作成すると、ローカルデータとリモートデータを同時にクエリできるようになります。CData ODBC Driver に組み込まれているクエリ処理により、可能な限り多くのクエリ処理がDynamics CRM にプッシュされることで、ローカルのリソースと計算リソースが解放されます。ODBC Driver for DynamicsCRM の30日間無料トライアルをダウンロードし、SQL Server データでライブDynamics CRM データを使い始めましょう。