本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →CData Cmdlets Module for DynamicsCRM は、直感的なDynamics CRM データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、DynamicsCRM Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。
また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。
$conn = Connect-DynamicsCRM -User "$User" -Password "$Password" -URL "$URL" -CRM Version "$CRM Version"
次の手順で、Account テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-DynamicsCRM -Connection $conn -Table Account | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-DynamicsCRM から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-DynamicsCRM -Connection $conn -Table Account -Where "FirstName = Bob" | Remove-DynamicsCRM
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyAccountUpdates.csv | %{ $record = Select-DynamicsCRM -Connection $DynamicsCRM -Table Account -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-DynamicsCRM -Connection $dynamicscrm -Table Account -Columns ("FirstName","NumberOfEmployees") -Values ($_.FirstName, $_.NumberOfEmployees) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-DynamicsCRM -Connection $dynamicscrm -Table Account -Columns ("FirstName","NumberOfEmployees") -Values ($_.FirstName, $_.NumberOfEmployees) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。