標準ADO.NET プロシージャを使ってデータバインドして、Visual Studio ツールボックスのコントロールから Salesforce Einstein との双方向接続を実現。この記事ではVisual Studio のグラフィカルアプローチと、ほんの数行のコードでデータバインドをする方法を説明します。
データバインドによって、UI コントロールからデータに接続できます。 CData ADO.NET Provider for Salesforce Einstein を使って、Visual Studio 上でWindows Forms およびWeb Forms とSalesforce Einstein をデータバインドできます。この記事で、Salesforce Einstein を、ウィザードから変更をリアルタイムで反映するチャートにデータバインドする方法を説明します。 Code Walk-through セクションではチャートはほんの10行のコードで作成します。
チャートへのデータバインド
データバインドは3つのステップから構成されます;コントロールのインスタンス作成、データソースの設定、データバインドです。
接続を設定してデータベースオブジェクトを選択
下の手続きにより、データソース構成ウィザードを使ってチャートコントロールとSalesforce Einstein との接続を作成します。ウィザード上でデータバインドをするSalesforce Einstein エンティティを使います。
- Windows Forms プロジェクトでは、チャートコントロールをツールボックスからフォーム上にドラグ&ドロップします。チャートプロパティのデータセクションで DataSource を選択し、メニューからプロジェクトデータソースの追加を選択します。
- 出てくるデータソース構成ウィザードでデータベース -> データセットを選択します。
- データ接続ステップで、「新しい接続」をクリックします。
データ接続の選択ダイアログで、「変更」をクリックして、CData Salesforce Einstein データソースを選択して、接続プロパティを入力します。下は代表的な接続文字列ですです。:
OAuthClientId=MyConsumerKey;OAuthClientSecret=MyConsumerSecret;CallbackURL=http://localhost:portNumber;
Salesforce Einstein Analytics はOAuth 2 認証標準を利用しています。Salesforce Einstein Analytics にアプリケーションを登録し、OAuthClientId およびOAuthClientSecret を取得する必要があります。
詳しくは、ヘルプドキュメントの「Salesforce Einstein Analytics への接続」を参照してください。
- 使用するデータソースオブジェクトを選択します。例は Dataset_Opportunity テーブルです。

DataBind
データソースの追加とデータベースオブジェクトを選択したら、チャートにオブジェクトをバインドします。この例では、X軸に Name をY軸に CloseDate を設定します。
- チャートプロパティで、Series プロパティをクリックし、Series コレクション エディター を開きます。
- Series プロパティでX軸、Y軸に設定するカラムを選択します:XValueMember および YValueMember プロパティにメニューからカラムを選びます。

チャートはこれでSalesforce Einstein にデータバインドされました。チャートを実行して最新のデータを表示させましょう。
コード Walk-through
Salesforce Einstein へのデータバインドはほんの数行のコードのみが必要で、3つの簡単なステップで完了できます。
- Salesforce Einstein に接続します。
- SFEinsteinAnalyticsDataAdapter を作成して、クエリを作成し、結果を入れるデータセットを作成します。
- 結果セットとチャートをデータバインドします。
下に完全なコードを示します:
SFEinsteinAnalyticsConnection conn = new SFEinsteinAnalyticsConnection("OAuthClientId=MyConsumerKey;OAuthClientSecret=MyConsumerSecret;CallbackURL=http://localhost:portNumber;");
SFEinsteinAnalyticsCommand comm = new SFEinsteinAnalyticsCommand("SELECT Name, CloseDate FROM Dataset_Opportunity", conn);
SFEinsteinAnalyticsDataAdapter da = new SFEinsteinAnalyticsDataAdapter(comm);
DataSet dataset = new DataSet();
da.Fill(dataset);
chart1.DataSource = dataset;
chart1.Series[0].XValueMember = "Name";
chart1.Series[0].YValueMembers = "CloseDate";
// Insert code for additional chart formatting here.
chart1.DataBind();