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CData Connect

RunMyProcess からConnect Server 経由でEnterpriseDB データと連携

CData Connect Server を使用してEnterpriseDB のOData API を作成し、Akorbi Digital 社のRunMyProcess からEnterpriseDB データと連携。

桑島義行
テクニカルディレクター

最終更新日:2021-06-11

こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。

Akorbi Digital RunMyProcess を使えば、予算申請や契約管理など複雑なビジネスプロセスをノーコードでアプリ化できます。CData Connect Server はEnterpriseDB の仮想データベースを作成して、EnterpriseDB のOData API(RunMyProcess でネイティブに使用可能)を生成するために使用します。RunMyProcess をCData Connect Server と連携することで、対応するすべてのSaaS、Big Data、およびNoSQL ソースへ接続でき、EnterpriseDB データに素早くアクセスできます。

この記事では、二つのステップでEnterpriseDB データへの接続方法を説明します。

  1. Connect Server からEnterpriseDB への接続
  2. RunMyProcess からConnect Server に接続してEnterpriseDB データを取得

Connect Server を構成してEnterpriseDB に接続

RunMyProcess からEnterpriseDB に接続するには、Connect Server インスタンス内でEnterpriseDB への接続を設定します。

Connect Server ユーザーの追加

RunMyProcess からEnterpriseDB に接続するConnect Server のユーザーを作成します。

  1. 「Users」->「 Add」の順にクリックします。
  2. ユーザーを設定します。 新規ユーザーの作成
  3. 「Save Changes」をクリックして新しいユーザーのAuthtoken をメモします。 Connect Server ユーザー

Connect Server からEnterpriseDB に接続

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。 データベースの作成
  2. 「Available Data Sources」から「EnterpriseDB」を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、EnterpriseDB に接続します。

    データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。

    • Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
    • Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。

    オプションで、以下を設定することもできます。

    • Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

    Basic 認証による接続

    Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。

    • User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
    • Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。

    SSL 認証による接続

    SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
    • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
    接続の設定(画像はSalesforce)
  4. Test Database」をクリックします。
  5. 「Permission」->「 Add」の順にクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。

Connect Server にEnterpriseDB OData エンドポイントを追加

EnterpriseDB に接続したら、使用するテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. 「OData」->「Tables」->「Add Tables」の順にクリックします。
  2. EnterpriseDB データベースを選択します。
  3. 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。 Selecting a Table (Salesforce is shown)
  4. (オプション)リソースを編集して特定のフィールドなどを選択します。
  5. 設定を保存します。

(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成

Ajax などのアプリケーションから複数のドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、[OData]->[Settings]でCORS 設定を構成します。

  • Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
  • Allow all domains without '*':ON
  • Access-Control-Allow-Methods:GET, PUT, POST, OPTIONS
  • Access-Control-Allow-Headers:Authorization

設定への変更を保存します。

Configuring CORS settings

RunMyProcess DigitalSuite Studio からEnterpriseDB データにアクセス

EnterpriseDB への接続とOData エンドポイントがあれば、RunMyProcess からEnterpriseDB データにアクセスできます。

Provider の作成

  1. RunMyProcess にログインして、「DigitalSuite Studio」を開きます。
  2. 「Resources」をクリックしてリソースページを表示したら、「CONNECTORS」タブを選択すると次のような画面が表示されます。 リソースのConnectors タブ
  3. 「+」(New Provider)ボタンをクリックすると新規プロバイダー作成用の画面が表示されるので、リソースを使用するプロジェクトを選択して、「Confirm」ボタンをクリックします。 新規プロバイダーの作成
  4. プロバイダーの設定画面が表示されるので、次の情報を入力します。
    • URL:CData Connect の「Endpoints」ページにある、次のOData エンドポイントを指定します。https://www.cdatacloud.net/myconnectinstance/api.rsc/
    • Authentication Schema:「Login/Password」を指定します。
    • Login:設定したConnect Server のユーザー名を指定します。
    • Password:上記のユーザー用のAuthtoken に設定します。
    Selecting a connector
  5. 「ACCEPTANCE」、「TEST」タブにも同じ情報を入力します。Note:その際、右上の「Copy this configuration」ボタンをクリックすることで設定をコピーでき、コピー先のタブで「Paste previously copied configuration」ボタンをクリックすることで既存の設定を反映できます。
  6. 完了したら、「Save」をクリックして保存します。

Connector を作成してEnterpriseDB データを取得

  1. 次に「CONNECTORS」タブから、作成したプロバイダーの右端のボタンをクリックして、メニューから「Add connector」を選択します。
  2. 次のような画面が表示されるので、「Connector URL」にConnect Server で設定したテーブルのOData エンドポイントを指定します。例:odataendpoint/ コネクタの設定画面
  3. 入力したら右上の「Save」ボタンをクリックしたあと、「Launch」ボタンをクリックしてコネクタのテスト実行用の画面を開き、右上の「Launch test」ボタンをクリックして実行します。次のように、指定したテーブルの情報がJSON で返ってくれば成功です。 実行テスト画面

詳細と無料トライアル

これで、RunMyProcess からEnterpriseDB データに接続できました。EnterpriseDB や、その他250以上のデータソースのOData フィードを作成する方法は、Connect Server ページ を参照してください。無料トライアルにサインアップして、RunMyProcess からEnterpriseDB データに連携してアプリを作成しましょう。

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