CData ODBC Driver for FTP を使えば、FTP に標準ODBC でのアクセスが可能になり、いろいろなBI、帳票、ETL ツールからデータ連携が可能になります。本記事では、Dundas BI からFTP データにGeneric ODBC として接続し、レポートやダッシュボードを作成します。
FTP データへの接続
- 未指定の場合は、データソース名(DSN)で必要な接続プロパティの値を指定します。ビルトインのデータソースアドミニストレーターを使用してDSN を設定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターでDSN を作成及び設定する方法については、ヘルプドキュメントの[Getting Started]チャプターを参照してください。
FTP は、プレーンテキスト接続およびSSL/TLS 接続の両方をサポートします。FTP サーバーに接続するには、RemoteHost、User、およびPassword を指定します。SSLMode およびSSLServerCert を設定して、TSL/SSL による接続をセキュアにします。TLS/SSL を介した接続の設定について詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。
- RemotePath:現在の作業ディレクトリに設定。
- TableDepth:ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
- FileRetrievalDepth:ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。
ストアドプロシージャ は、ファイル、のダウンロード、アップロード、およびプロトコルコマンドの送信に利用できます。
SQL を使用してサーバーと対話する方法の詳細については、ヘルプドキュメントの「データモデル」を参照してください。
DSN を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって返される行数が制限されるため、可視化やレポートをデザインする際のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
- Dundas BI インターフェースでメニューを開き、[New][Data Connector]をクリックします。
![Adding a New Data Connector.]()
- Dundas BI Data Connector を構成します。
- Data Connector に名前を付けます。
- Data Provider として[ODBC generic]を選択します。
- [Use System DSN]のチェックボックスにチェックを入れます。
- 適切なSystem DSN を選択します。
![Configure the Data Connector.]()
FTP データをダッシュボードに追加する
これで、FTP を使用してダッシュボードを作成することができます。
- ホームページに移動します。
- [Explore Data]をクリックします。
- 適切なData Connector を展開します。
- 関連するデータを[Connector]からパネルにドラッグします。
- 追加する[table]全体を選択できますが、適切な可視化を作成するために、Metric Set から[Measures/Rows]を削除する必要があるかもしれません。もしくは、可視化に含めるフィールドのみを選択することもできます。
- フィールドを選択すると、Measures とRows に任意のフィルタまたは条件を追加して可視化をさらにカスタマイズできます。
- メニューバーから[Re-visualize]をクリックし、データに適切な可視化を選択します。
- [Add To New Dashboard]をクリックして可視化を新しいダッシュボードに追加します。
- ダッシュボードを構成し、FTP の動的な可視化を作成します。