リアルタイムGaroon に連携するシンプルなJRuby アプリケーションを作成します。
JRuby はRuby プログラミング言語の高性能で安定した、完全にスレッド化されたJava 実装です。CData JDBC Driver for Garoon を使用すると、JRuby からリアルタイムGaroon へのデータ連携を簡単に実装できます。ここでは、Garoon に接続し、クエリを実行して結果を表示する簡単なJRuby アプリを作成する方法を説明します。
Garoon データにJDBC で接続
アプリを作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイルのインストール場所をメモします。 (通常はC:\Program Files\CDatat\CData JDBC Driver for Garoon\libにあります。)
JRuby は、JDBC をネイティブにサポートしているため、簡単にGaroon に接続してSQL クエリを実行できます。java.sql.DriverManager クラスのgetConnection 関数を使用してJDBC 接続を初期化します。
Garoon への認証は、パスワード認証、Basic 認証、クライアントSSL をサポートしています。
パスワード認証
Garoon への認証には、以下を設定する必要があります。
- Url:アカウントのURL。
- User:アカウントのユーザー名。
- Password:アカウントのパスワード。
Basic 認証
Basic 認証セキュリティ機能がドメインに設定されている場合は、BasicAuthUser とBasicAuthPassword の追加ログイン資格情報を指定します。Basic 認証ではUser とPassword に加えて、これらのクレデンシャルが必要です。
クライアントSSL
Basic 認証の代わりに、クライアント証明書を指定して本製品を認証できます。 SSLClientCert、SSLClientCertType、 SSLClientCertSubject、 およびSSLClientCertPassword を設定します。 さらに、User とPassword をGaroon のログイン資格情報に設定します。
ビルトイン接続文字列デザイナー
JDBC URL の構成については、Garoon JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.garoon.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

以下はGaroon の一般的なJDBC 接続文字列です。
jdbc:garoon:User=myuseraccount;Password=mypassword;Url=http://subdomain.domain.com;
Garoon データへの接続性を持つJRuby アプリを作成
新しいRuby ファイル(例: GaroonSelect.rb) を作成してテキストエディタで開き、次のコードをファイルにコピーします。
require 'java'
require 'rubygems'
require 'C:/Program Files/CData/CData JDBC Driver for Garoon 2018/lib/cdata.jdbc.garoon.jar'
url = "jdbc:garoon:User=myuseraccount;Password=mypassword;Url=http://subdomain.domain.com;"
conn = java.sql.DriverManager.getConnection(url)
stmt = conn.createStatement
rs = stmt.executeQuery("SELECT Id, EventMenu FROM Events")
while (rs.next) do
puts rs.getString(1) + ' ' + rs.getString(2)
end
ファイルが完成したら、コマンドラインからファイルを実行するだけでJRuby でGaroon を表示できるようになります。
jruby -S GaroonSelect.rb
SQL-92 クエリをGaroon に書き込むと、Garoon を独自のJRuby アプリケーションに素早く簡単に組み込むことができます。今すぐ無料トライアルをダウンロードしましょう。