エンタープライズサーチのNeuron にGMO MakeShop データを取り込んで検索利用

企業内検索エンジンサービスの Neuron にGMO MakeShop のデータを取り込んで検索する方法:CData JDBC Driver。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2021-03-01
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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

ブレインズテクノロジー社のNeuron は、先端OSS 技術(Apache Solr)を活用したエンタープライズサーチ(企業内検索エンジン)サービスです。Apache Solr は、エンタープライズサーチ機能をAPI として提供してくれますが、Neuron はApache Solr に企業ユーザーがデータを探索するためのシンプルかつ使いやすいユーザーインターフェースと管理画面・運用機能を提供してくれます。これによりエンドユーザーが簡単にエンタープライズサーチを利用することができます。管理画面では、ファイルやデータのクローリング設定がUI で行えるようになっています。この記事では、Neuron に備わっているJDBC インターフェース経由で、CData JDBC Driver for GMOMakeShop を利用することでNeuron にGMO MakeShop データを取り込んで検索で利用できるようにします。

Neuron にCData JDBC Driver for GMOMakeShop データをロード

CData JDBC Driver for GMOMakeShop のインストールと.jar ファイルの配置

  • CData JDBC Driver for GMOMakeShop をNeuron と同じマシンにインストールします。
  • 以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。
    C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for GMOMakeShop 20xxJ\lib\cdata.jdbc.gmomakeshop.jar
  • このcdata.jdbc.gmomakeshop.jar とcdata.jdbc.gmomakeshop.lic ファイルをコピーして、Neuron のC:\APP cf\lib フォルダに配置します。

Neuron CF でのGMO MakeShop データを扱うリポジトリの作成

  • Neuron CF でクローラーの設定をGUI で行います。JDBC を読み取るためのリポジトリを作成します。Neuron の管理画面にログインし、[リポジトリ]→[リポジトリコレクション一覧]→[新規]をクリックします。
  • 任意のリポジトリ名を入力します。タイプは[JDBC]を選択します。
  • 次に、ドライバーのクラス名とJDBC 接続文字列でGMO MakeShop への接続を行います。

    GMO MakeShop に接続するには、MembersAccessCode、OrdersAccessCode、ProductsAccessCode、およびShopId が必要です。

    GMO MakeShop へのアクセスの設定

    MembersAccessCode、OrdersAccessCode、ProductsAccessCode、およびShopId を取得するには、以下の手順に従ってください。

    • GMO MakeShop には各API のAccessCode が必要です。
    • GMO MakeShop Store Manager にログインし、メニューの「ショップ作成」をクリックします。
    • 左ナビゲーションメニューの「外部システム連携」から任意の連携対象設定ををクリックします(メニューに表示されない場合は別途GMO MakeShop にご確認ください)。
    • 商品データ連携設定の場合:認証コードの「発行」ボタンをクリックし、ProductsAccessCode を取得します。
    • 注文データ連携設定の場合:最初に「注文情報参照」と「注文情報変更」の設定を選択します。選択後、認証コードの「発行」ボタンをクリックし、OrdersAccessCode を取得します。
    • 会員データ連携設定の場合:最初に「会員情報の(参照・登録・変更・削除)」の設定を選択します。選択後、認証コードの「発行」ボタンをクリックし、MembersAccessCode を取得します。
    • 会員認証連携設定の場合:認証コードの「発行」ボタンをクリックし、ProductsAccessCode を取得します。

    GMO MakeShop アカウントの認証

    次の接続プロパティを設定して接続します。

    • ShopId:接続先のGMO MakeShop Store ID を設定。GMO MakeShop Store ID はログイン用の ID と同じです。
    • OrdersAccessCode:「注文データ連携設定」から取得した「認証コード」を設定。このプロパティは Orders テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • ProductsAccessCode:「商品データ連携設定」から取得した「認証コード」を設定。このプロパティは Products テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • MembersAccessCode:「会員データ連携設定」から取得した「認証コード」を設定。このプロパティは Members テーブルにアクセスする場合に必要です。
    • MemberAuthenticationCode:「会員認証連携設定」から取得した「認証コード」を設定。このプロパティは MemberAuthenticationConfirm を実行する場合に必要です。
    • Password:GMO MakeShop Store Manager のログインユーザーのパスワードを指定。このプロパティは ProductCategoryRegistrationOrModification,ProductMemberGroupPriceRegistrationOrModification,ProductOptionRegistrationOrModification,ProductRegistrationOrModification を実行する場合に必要です。

    ドライバクラス名:cdata.jdbc.gmomakeshop.GMOMakeShopDriver
    接続文字列:jdbc:gmomakeshop:ShopId=MyShopId;ProductsAccessCode=MyProductsAccessCode;MembersAccessCode=MyMembersAccessCode;OrdersAccessCode=MyOrdersAccessCode;
  • [更新]をクリックして、GMO MakeShop に接続するリポジトリコレクションができました。

Neuron でGMO MakeShop のデータをクローリングするジョブを作成

続いて、GMO MakeShop のどのデータをどのようにクローリングするのかをジョブで定義していきます。

  • 管理画面で[ジョブ]→[ジョブ一覧]→[新規]とクリックします。
  • 任意のジョブ名を入力します。出力先にはSolr を選択します。リポジトリは先ほど作成したGMO MakeShop に接続するリポジトリコレクションを選びます。
  • 次に基本タブからジョブ実行を手動にするか、定期実行するかを自由に設定します。
  • SQL タブでは、どんなデータを取得するのか、テーブル名やカラム、フィルタリング条件などを設定できます。CData JDBC Driver がGMO MakeShop データをテーブルにモデル化しているので、標準SQL でGMO MakeShop をクエリすることができます。
    • SQL文:SELECT BrandCode, Price FROM Products
    • キーカラム:Id など取得テーブルのキーとなるカラム
    • 検索対象カラム:検索の対象とするカラム
    • タイトルカラム:検索結果のタイトルとするカラム
    • タイムスタンプカラム:タイムスタンプとなるカラムがあれば、ここで指定します
  • リクエストパラメータでは、検索結果レコードのURL (があれば)を設定することもできます。URL を表示できると表示された検索結果からレコードに簡単に移動できます。
  • 取得元では、ラベルを設定しておきます。[更新]をクリックして、クローラージョブの設定を完了します。

Neuron でGMO MakeShop データをクロールするジョブを実行

実際にNeuron で作成したジョブを実行します。[ジョブ]→[状態とジョブ管理]をクリックし、作成したジョブの[Start]をクリックします。

ジョブが正常完了すると、[Done]がステータスとして表示されます。

Neuron 上でのGMO MakeShop データの検索の実施

実際にNeuron 上で検索ができるか確認してみます。取得元を絞り込むこと、内容やファイル名での検索、ファイルサイズやファイル更新日の絞り込み、部分一致や全部一致で検索が可能です。 検索をかけてみると、以下のようにデータを取得できました。

CData JDBC Driver for GMOMakeShop をNeuron で使うことで、GMO MakeShop コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。

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