本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →Pythonエコシステムには、多くのモジュールがあり、システム構築を素早く効率的に行うことができます。CData Python Connector for GoogleCloudStorage とpetl フレームワークを使って、Google Cloud Storage に連携するPython アプリや、Google Cloud Storage データをETL することが可能です。本記事では、CData Python Connector をpetl と一緒に使い、ETL 処理を実装します。
CData Python Connector は、ビルトインされた効率的なデータプロセスにより、リアルタイムGoogle Cloud Storage data データにPython からアクセスし、高いパフォーマンスと接続性を発揮します。Google Cloud Storage に複雑なクエリを投げる際に、ドライバーはフィルタリング、集計などがサポートされている場合、SQL 処理を直接Google Cloud Storage 側に行わせ、サポートされていないSQL 処理については、組み込まれたSQL エンジンによりクライアント側で処理を行います(特にJOIN やSQL 関数など)。
Google Cloud Storage data への連携は、RDB ソースへのアクセスと同感覚で行うことができます。必要な接続プロパティを使って接続文字列を作成します。本記事では、接続文字列をcreate_engine 関数のパラメータとして送ります。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定することなく接続できます。InitiateOAuth をGETANDREFRESH に設定したら、接続の準備が完了です。
接続すると、Google Cloud Storage OAuth エンドポイントがデフォルトブラウザで開きます。ログインして権限を付与すると、OAuth プロセスが完了します。
サービスアカウントには、ブラウザでユーザー認証を行わないサイレント認証があります。サービスアカウントを使用して、企業全体のアクセススコープを委任することもできます。
このフローでは、OAuth アプリケーションを作成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントを参照してください。以下の接続プロパティを設定したら、接続の準備が完了です:
これで、サービスアカウントのOAuth フローが完了します。
CData Google Cloud Storage Connector をインストールしたら、次のように必要なモジュールをインストールし、Python オブジェクトでGoogle Cloud Storage にアクセスします。
pip で必要なモジュールおよびフレームワークをインストールします:
pip install petl pip install pandas
モジュールとフレームワークをインストールしたら、ETL アプリケーションを組んでいきます。コードのスニペットは以下の通りです。フルコードは記事の末尾に付いています。
CData Connector を含むモジュールをインポートします:
import petl as etl import pandas as pd import cdata.googlecloudstorage as mod
接続文字列で接続を確立します。connect 関数を使って、CData Google Cloud Storage Connector からGoogle Cloud Storage への接続を行います
cnxn = mod.connect("ProjectId='project1';InitiateOAuth=GETANDREFRESH;OAuthSettingsLocation=/PATH/TO/OAuthSettings.txt")")
Google Cloud Storage にはSQL でデータアクセスが可能です。Buckets エンティティからのデータを読み出します。
sql = "SELECT Name, OwnerId FROM Buckets WHERE Name = 'TestBucket'"
DataFrame に格納されたクエリ結果を使って、petl でExtract(取得)、Transform(加工)、Load(ロード)を組みます。この例では、Google Cloud Storage data を取得して、OwnerId カラムでデータをソートして、CSV ファイルにデータをロードします。
table1 = etl.fromdb(cnxn,sql) table2 = etl.sort(table1,'OwnerId') etl.tocsv(table2,'buckets_data.csv')
CData Python Connector for GoogleCloudStorage を使えば、データベースを扱う場合と同感覚で、Google Cloud Storage data を扱うことができ、petl のようなETL パッケージから直接データにアクセスが可能になります。
Google Cloud Storage Python Connector の30日の無償トライアル をぜひダウンロードして、Google Cloud Storage data への接続をPython アプリやスクリプトから簡単に作成しましょう。
import petl as etl import pandas as pd import cdata.googlecloudstorage as mod cnxn = mod.connect("ProjectId='project1';InitiateOAuth=GETANDREFRESH;OAuthSettingsLocation=/PATH/TO/OAuthSettings.txt")") sql = "SELECT Name, OwnerId FROM Buckets WHERE Name = 'TestBucket'" table1 = etl.fromdb(cnxn,sql) table2 = etl.sort(table1,'OwnerId') etl.tocsv(table2,'buckets_data.csv')