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CData Connect

ローコードアプリ開発プラットフォームOutSystems でHubDB 連携アプリを作成

CData Connect Server を使ってHubDB データの仮想OData API エンドポイントを作成して、OutSystems からHubDB データを使ったアプリを作成する方法。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2021-09-27

こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

OutSystemsは、アプリケーションをUI 上で開発できるローコード開発プラットフォームです。この記事では、CData Connect Server を経由して OutSystems からHubDB に連携するアプリを作成する方法を説明します。

CData Connect Server は、HubDB データのクラウド to クラウドの仮想OData インターフェースを提供し、OutSystems からリアルタイムにHubDB データへ連携することができます。さらに、CData Connect Server は OpenAPI の定義ファイルを取得できるため、OutSystems で自動的にREST API Method を定義してスムーズにアプリ開発を行うことができます。
OutSystems からHubDB にデータ連携。

HubDB の仮想OData API エンドポイントを作成

まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。

  1. CData Connect Server にログインして、Databases をクリックします。 データベースを追加
  2. 利用できるデータソースアイコンから"HubDB" を選択します。
  3. HubDB に接続するために必要なプロパティを入力します。

    HubDBデータソースへの接続には、パブリックHubSpotアプリケーションを使用したOAuth認証とプライベートアプリケーショントークンを使用した認証の2つの方法があります。

    カスタムOAuthアプリを使用する

    すべてのOAuthフローでAuthSchemeを"OAuth"に設定する必要があります。特定の認証ニーズ(デスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、ヘッドレスマシン)に必要な接続プロパティについては、ヘルプドキュメントを確認してください。

    アプリケーションを登録し、OAuthクライアント認証情報を取得するには、以下の手順を実行してください。

    1. HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
      • アプリ開発者アカウントである必要があります。標準のHubSpotアカウントではパブリックアプリを作成できません。
    2. 開発者アカウントのホームページで、アプリタブをクリックします。
    3. アプリを作成をクリックします。
    4. アプリ情報タブで、ユーザーが接続する際に表示される値を入力し、必要に応じて変更します。これらの値には、パブリックアプリケーション名、アプリケーションロゴ、アプリケーションの説明が含まれます。
    5. 認証タブで、「リダイレクトURL」ボックスにコールバックURLを入力します。
      • デスクトップアプリケーションを作成する場合は、http://localhost:33333のようなローカルにアクセス可能なURLに設定します。
      • Webアプリケーションを作成する場合は、ユーザーがアプリケーションを承認した際にリダイレクトされる信頼できるURLに設定します。
    6. アプリを作成をクリックします。HubSpotがアプリケーションとそれに関連する認証情報を生成します。
    7. 認証タブで、クライアントIDクライアントシークレットを確認します。これらは後でドライバーを設定する際に使用します。
    8. スコープの下で、アプリケーションの意図する機能に必要なスコープを選択します。

      テーブルにアクセスするには、最低限以下のスコープが必要です:

      • hubdb
      • oauth
      • crm.objects.owners.read
    9. 変更を保存をクリックします。
    10. 統合に必要な機能にアクセスできる本番ポータルにアプリケーションをインストールします。
      • 「インストールURL(OAuth)」の下で、完全なURLをコピーをクリックして、アプリケーションのインストールURLをコピーします。
      • コピーしたリンクをブラウザで開きます。アプリケーションをインストールする標準アカウントを選択します。
      • アプリを接続をクリックします。結果のタブは閉じて構いません。

    プライベートアプリを使用する

    HubSpotプライベートアプリケーショントークンを使用して接続するには、AuthSchemeプロパティを"PrivateApp"に設定します。

    以下の手順に従ってプライベートアプリケーショントークンを生成できます:

    1. HubDBアカウントで、メインナビゲーションバーの設定アイコン(歯車)をクリックします。
    2. 左サイドバーメニューで、統合 > プライベートアプリに移動します。
    3. プライベートアプリを作成をクリックします。
    4. 基本情報タブで、アプリケーションの詳細(名前、ロゴ、説明)を設定します。
    5. スコープタブで、プライベートアプリケーションがアクセスできるようにしたい各スコープに対して読み取りまたは書き込みを選択します。
    6. テーブルにアクセスするには、最低限hubdbとcrm.objects.owners.readが必要です。
    7. アプリケーションの設定が完了したら、右上のアプリを作成をクリックします。
    8. アプリケーションのアクセストークンに関する情報を確認し、作成を続行をクリックし、その後トークンを表示をクリックします。
    9. コピーをクリックして、プライベートアプリケーショントークンをコピーします。

    接続するには、PrivateAppTokenを取得したプライベートアプリケーショントークンに設定します。

    接続を設定
  4. Test Database をクリックします。
  5. Permission -> Add をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
  6. API タブをクリックして OData API エンドポイントが生成されていることを確認します。
  7. 併せて OutSystemsにAPIリクエストの仕様を取り込むためにAPI タブにある「Open API」のファイルを以下から保存しておきましょう。
  8. Open API ファイルをダウンロード

OutSystems にCData Connect Server のコネクションを追加

続いてCData Connect Server への接続をOutSystems に追加します。OutSystems では RESTインターフェースを用いてCData Connect Server に接続します。

  1. 「Logic」タブから「Integrations」→「REST」を右クリックし「Consume REST API…」を選択します。ここから外部のREST APIのメソッドをコールする処理・Logic を登録できます。
  2. Consume REST API
  3. 今回は先程取得したOpen API Spec の情報を元に Logic を登録するので「ADD MULTIPLE METHODS」を選択し
  4. ADD MULTIPLE METHODS
  5. 保存したOpen API Spec のファイルを「UPLOAD FILE」から選んで「ADD METHODS」をクリックして登録します。
  6. Open API Spec ファイルのアップロード
  7. すると以下のようにOpen API Spec のファイルを元に、メソッド一覧が出てくるので任意のメソッドを選択して「FINISH」をクリックします。
  8. REST API Method 一覧
  9. これで CData Connect Server へのLogic を登録できました。
  10. Logicの登録を確認
  11. Logic の登録が完了すると、併せて Data のタブのStructures にデータモデルが登録されます。
  12. Structures データモデルの確認
  13. なお、これだけでは認証が通らないので、先程 CData Connect Server で登録したユーザーのID とToken をBasic Authentication のUsername とPassword に登録しましょう。
  14. 認証情報の設定

一覧画面を作成

それでは実際に CData Connect Server と連携した画面を作成していきましょう。

  1. 「Interface」タブに移動して「Add Screen」をクリックします。
  2. Screen の追加
  3. Screenのテンプレートは「Empty」で進めます。
  4. Screen テンプレートの選択
  5. Screenを登録したら、登録した対象のScreenから右クリックで「Fetch Data from Other Source」を選択します。これを先程登録したCData Connect Server の Logic と紐付けて、画面上からAPIをコールしてデータを表示します。
  6. Fetch Data From Other Source
  7. まず、利用するData Type を関連付けましょう。Out1のパラメータを選択して「Data Type」から CData Connect Server のAPI から生成されている Structures にあった一覧画面を取得するメソッドのレスポンスにあたるデータモデルを関連付けます。
  8. Data Type の関連付け
  9. そして、「Fetch Data from Other Source」のフローにCData Connect Server から全データを取得するメソッドをドラッグアンドドロップで配置します。
  10. メソッドを配置
  11. 取得したレスポンスは「Assign」機能を使って、Out1のパラメータに格納します。
  12. レスポンスをアサイン
  13. これでデータ取得周りの処理が完成です。あとはUI 部品として「Table」をScreen 上に配置し
  14. Table の配置
  15. Out1で定義したレスポンスデータモデルをドラッグ・アンド・ドロップで配置します。
  16. レスポンスデータモデルをTable と紐付け
  17. 「Sort Attribute」にある「value.」の部分は不要なので消してしまいましょう。
  18. 不要なAttribute の削除
  19. これだけで、CData Connect Server と連携した画面が作成できました。それでは画面中央上にある「Publish」ボタンをクリックして、動かしてみましょう。
  20. Publish ボタンのクリック
  21. 正常に起動すると、以下のような画面がブラウザで表示するので、登録したアカウントでログインします。
  22. OutSystems へのログイン
  23. 一覧画面が表示されて、以下のようにCData Connect Server 経由で取得したHubDB のデータがきれいに表示されました。
  24. 作成した画面のプレビュー

クラウドアプリケーションからHubDB データにOData API アクセスを実現

このように、CData Connect Serverを経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携をしたアプリをOutSystems で開発できます。他にも多くのSaaS に対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。

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