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HubDB ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなHubDB アカウントデータに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにHubDB データにアクセスし、読み、書き、更新を実行できます。

Tableau Bridge でTableau Cloud からのHubDB データ連携を実現

CData ODBC ドライバを使って、Tableau Cloud ダッシュボードにHubDB データをTableau Bridge 経由でフィード。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-01-03
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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

Tableau Bridge は、データソースとのライブ接続を維持したままTableau Cloud にダッシュバードをパブリッシュ可能にします。本記事では、Tableau Bridge を使って、HubDB データに連携するワークブックをデータ更新可能な状態でパブリッシュする方法を説明します。

CData ODBC drivers は、Tableau Cloud からHubDB データにノーコードでのアクセスを実現します。ドライバーにはパフォーマンスを向上させるための効率的なデータ処理が組み込まれています。HubDB からTableau Cloud に複雑なSQlクエリを発行すると、ドライバーはファイルタリング、集計などのクエリオペレーションでデータソース側でサポートされているものはHubDB 側に、JOIN などのサポートされていないクエリはドライバーの内部SQL エンジンにて処理を行います。また、動的なメタデータクエリ機能が実装されており、Tableau からノーコードでHubDB データのネイティブなデータ型を使ってデータを効率的に分析できます。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. HubDB をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにHubDB データを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてHubDB の接続を設定、2.Tableau Bridge 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとHubDB への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからHubDB ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

接続プロパティの指定がまだの場合は、DSN (データソース名)で行います。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。一般的な接続プロパティは以下のとおりです:

HubDBデータソースへの接続には、パブリックHubSpotアプリケーションを使用したOAuth認証とプライベートアプリケーショントークンを使用した認証の2つの方法があります。

カスタムOAuthアプリを使用する

すべてのOAuthフローでAuthSchemeを"OAuth"に設定する必要があります。特定の認証ニーズ(デスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、ヘッドレスマシン)に必要な接続プロパティについては、ヘルプドキュメントを確認してください。

アプリケーションを登録し、OAuthクライアント認証情報を取得するには、以下の手順を実行してください。

  1. HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
    • アプリ開発者アカウントである必要があります。標準のHubSpotアカウントではパブリックアプリを作成できません。
  2. 開発者アカウントのホームページで、アプリタブをクリックします。
  3. アプリを作成をクリックします。
  4. アプリ情報タブで、ユーザーが接続する際に表示される値を入力し、必要に応じて変更します。これらの値には、パブリックアプリケーション名、アプリケーションロゴ、アプリケーションの説明が含まれます。
  5. 認証タブで、「リダイレクトURL」ボックスにコールバックURLを入力します。
    • デスクトップアプリケーションを作成する場合は、http://localhost:33333のようなローカルにアクセス可能なURLに設定します。
    • Webアプリケーションを作成する場合は、ユーザーがアプリケーションを承認した際にリダイレクトされる信頼できるURLに設定します。
  6. アプリを作成をクリックします。HubSpotがアプリケーションとそれに関連する認証情報を生成します。
  7. 認証タブで、クライアントIDクライアントシークレットを確認します。これらは後でドライバーを設定する際に使用します。
  8. スコープの下で、アプリケーションの意図する機能に必要なスコープを選択します。

    テーブルにアクセスするには、最低限以下のスコープが必要です:

    • hubdb
    • oauth
    • crm.objects.owners.read
  9. 変更を保存をクリックします。
  10. 統合に必要な機能にアクセスできる本番ポータルにアプリケーションをインストールします。
    • 「インストールURL(OAuth)」の下で、完全なURLをコピーをクリックして、アプリケーションのインストールURLをコピーします。
    • コピーしたリンクをブラウザで開きます。アプリケーションをインストールする標準アカウントを選択します。
    • アプリを接続をクリックします。結果のタブは閉じて構いません。

プライベートアプリを使用する

HubSpotプライベートアプリケーショントークンを使用して接続するには、AuthSchemeプロパティを"PrivateApp"に設定します。

以下の手順に従ってプライベートアプリケーショントークンを生成できます:

  1. HubDBアカウントで、メインナビゲーションバーの設定アイコン(歯車)をクリックします。
  2. 左サイドバーメニューで、統合 > プライベートアプリに移動します。
  3. プライベートアプリを作成をクリックします。
  4. 基本情報タブで、アプリケーションの詳細(名前、ロゴ、説明)を設定します。
  5. スコープタブで、プライベートアプリケーションがアクセスできるようにしたい各スコープに対して読み取りまたは書き込みを選択します。
  6. テーブルにアクセスするには、最低限hubdbとcrm.objects.owners.readが必要です。
  7. アプリケーションの設定が完了したら、右上のアプリを作成をクリックします。
  8. アプリケーションのアクセストークンに関する情報を確認し、作成を続行をクリックし、その後トークンを表示をクリックします。
  9. コピーをクリックして、プライベートアプリケーショントークンをコピーします。

接続するには、PrivateAppTokenを取得したプライベートアプリケーショントークンに設定します。

DSN を設定する際には、Max Rows プロパティを設定することをお勧めします。これにより取得される行数が制限され、パフォーマンスを向上させます。

HubDB データをTableau ダッシュボードに設定

  1. 新しいワークブックで、データソース画面で、その他のデータベース(ODBC) を選択します。システムDSN であるCData HubDB Sys を選択します。
  2. [データベース]メニューでCData を選択します。
  3. [表]ボックスにテーブル名を入力、または[🔎]マーククリックして、テーブル一覧を表示させます。[新しいカスタムSQL]をクリックしてSQL クエリを入力することもできます。この記事ではNorthwindProducts テーブルを選択します。
  4. テーブルをJOIN エリアにドラッグします。複数のテーブルを選択することも可能で、ドライバーにビルトインされたSQL エンジンで複雑なデータリクエストでも処理が可能です。
  5. ワークシートタブを選択すると、カラムがディメンションとメジャーに区別されて表示されます。これらをダッシュボードで使ってビジュアライズを行います。
    Tableau で利用するテーブルを選択(Salesforce is shown.)

Tableau Bridge をサービスとして起動する

  1. [サーバー]メニューから[Tableau Bridge クライアントを起動]を選択します。
  2. サイト管理者権限でTableau Bridge にサインインします。
  3. プロンプトが出たら、データをパブリッシュするTableau Cloud サイトを選択します。Bridge クライアントが開き、システムトレーからアクセスできるようになります。
  4. デフォルトで、Tableau Bridge クライアントはApplication モードに設定されています。[Switch to service]を選択してライブ接続が扱えるようにします。
  5. Tableau Cloud サイトに管理者としてログインします。
  6. [設定]->[Bridge]をクリックします。 Tableau Cloud でのTableau Bridge 設定
  7. Bridge 設定では、[Enable Clients to Maintain Live Connections]で、[Enable Tableau Bridge clients to maintain live connections to on-premises data.]をチェックして有効化します。

リアルタイムデータソース接続を設定したTableau ダッシュボードをパブリッシュする

Tableau Bridge とTabelau Online 両方のデータ接続設定が完了したら、Tableau Cloud にワークブックをパブリッシュしましょう。 [サーバー]メニューから[ワークブックのパブリッシュ]をクリックし、ワークブックを指定します。

リアルタイムデータ接続を含むワークブックを公開 (Salesforce is shown.)

公開するワークブックを選択したら、公開設定でCData ODBC Driver for HubDB がワークブックに個別のリアルタイムデータソースとして含まれるようにします。

  1. [データソース]で、オプションをクリックしてワークブックにデータソースを埋め込む編集を行います。
  2. パブリッシュタイプを[Publish Separately]に変更し、認証方法を選択します。
  3. [リアルタイムデータソースへの接続維持]を選択して、パブリッシュボタンを押して完了します。

パブリッシュされたワークブックは、[更新]ボタンを押すことでHubDB データを更新することができます。

HubDB からTableau Bridge へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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