Jira データをPowerShell でMySQL にレプリケーションする方法

こんにちは！ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData Cmdlets for JIRA を使えば、PowerShell からJira データ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for JIRA およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。

まずは、PowerShell でJira への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。

JIRA への接続には、User、Password およびURL を使います。URL はhttps://yoursitename.atlassian.net などです。

Jira データの取得

1. モジュールのインストール:

   Install-Module JIRACmdlets

2. Jira への接続:

   $jira = Connect-JIRA -User $User -Password $Password -Url $Url

3. 取得ターゲットのリソースの取得:

   $data = Select-JIRA -Connection $jira -Table "Issues"

   Invoke-JIRA cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:

   $data = Invoke-JIRA -Connection $jira -Query 'SELECT * FROM Issues WHERE ReporterDisplayName = @ReporterDisplayName' -Params @{'@ReporterDisplayName'='Bob'}

4. 戻り値からカラム名のリストを保存します。

   $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name

Jira データをMySQL データベースにレプリケーション

カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。

1. モジュールのインストール:

   Install-Module MySQLCmdlets

2. MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:

   $mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port

3. Jira、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、Jira のリソース（Issues）と同じテーブル名を持っている必要があります。

   $data | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Issues" -Columns $columns -Values $values }

次回以降のレプリケーションをシンプルに実現

• 一度PowerShell でJira とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:

  Select-JIRA -Connection $jira -Table "Issues" | % { $row = $_ $values = @() $columns | % { $col = $_ $values += $row.$($col) } Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Issues" -Columns $columns -Values $values }

• 別のPowerShell モジュールで、Jira を別のデータベースに複製する場合、Select-JIRA cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。

  $columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}

おわりに

これで、Jira データをMySQL に複製できました。分析、BI などでJira データをMySQL から使うことができるようになります。