PowerShell からKingdee K3 WISE データに接続してデータの取得・CSV エクスポートを実行する方法

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData Cmdlets for KingdeeK3WISE を使えば、PowerShell からKingdee K3 WISE に手軽に連携して、データのCRUD やエクスポートを実行できます。

本記事では、Kingdee K3 WISE への接続方法からCSV エクスポート、データの操作までサンプルコード付きで解説していきます。

Kingdee K3 WISE への接続を設定

それでは、まずはKingdee K3 WISE への接続設定からはじめていきましょう。接続設定にはCData Kingdee K3 WISE Cmdlets が必要となります。右側のサイドバーから製品の全機能が使える30日間の無償トライアルがダウンロードできるので、ぜひご利用ください。

インストールが完了したら、プロファイルに以下の行を追加してください。次のPowerShell セッションでモジュールがロードされます。

    Import-Module KingdeeK3WISECmdlets;

Connect-KingdeeK3WISE コマンドを使ってKingdee K3 WISE との接続を設定します。各接続プロパティの取得方法は次に説明します。

    $conn = Connect-KingdeeK3WISE  -User "$User" -Password "$Password" -URL "$URL" -AccountId "$AccountId"

接続するには、以下を設定します。

• URL：Kingdee のルートURL。例えば、Kingdee 13.1 のURL はホストのIP です。
• AccountId：Kingdee のAisID（アカウントのセットのId）。
• User：Kingdee に接続するユーザー。
• Password：ユーザーのパスワード。

これで接続設定は完了です。

Kingdee K3 WISE データを取得してCSV にパイプライン

接続が完了したので、Account テーブルデータを取得して結果をCSV ファイルにエクスポートします。

Select-KingdeeK3WISE -Connection $conn -Table Account | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myAccountData.csv -NoTypeInformation

このコードでは、Select-KingdeeK3WISE から取得した結果をSelect-Object に流して、Export-Csv に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報を結果セットのそれぞれの行に挿入するためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv コマンドに渡す前に除外を先に行い、そのあとでCSV ファイルにエクスポートします。

おわりに

このように、CData Cmdlets を使えばPowerShell でのKingdee K3 WISE データへの連携をシンプルに実現できます。ぜひCData PowerShell Cmdlets の30日間無償トライアルをダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携をお試しください。