Tableau Server は、企業のデータ活用による問題解決の方法を変革させるビジュアルアナリティクスプラットフォームです。Tableau にCData Tableau Connector for Odoo を組み合わせて使うことで、Tableau Server からシームレスにOdoo データを連携利用することができるようになります。この記事では、Tableau Server でOdoo データに接続してシンプルなチャートを作る方法と、Tableau Desktop でOdoo データソースをパブリッシュする方法の二つを説明します。
CData Tableau Connectors は、Tableau でリアルタイムOdoo データへのハイスピードなデータアクセスを可能にします。
Connector をインストールして、Odoo への認証を行うだけで、すぐにレスポンシブで動的なビジュアライズやダッシュボードを作成しはじめられます。
Tabelau では、Odoo データがネイティブデータタイプでアクセス可能になり、複雑なフィルタリング、集計、他の処理を自動的に行います。
NOTE: CData Tableau Connectors の日本語版は、Tableau 2020.4 以降のバージョンで使用可能です。それより前のTableau バージョンではCData ODBC Driver for Odoo もしくは、CData JDBC Driver for Odoo を使ってOdoo に接続することができます。2020.4 より前のTableau Online からOdoo に接続するには、CData Connect を使って連携できます。
Tableau Server にOdoo Connector をインストール
Tableau Server をホストしているマシンにCData Tableau Connector をインストールします。
- Tableau Desktopがインストールされていない環境の場合、インストール中に「This setup could not copy important connector files to ...」というダイアログが表示されます。サーバーマシン上で、cdata.odoo.taco と cdata.tableau.odoo.lic ファイルを、インストールディレクトリ(C:\Program Files\CData\CData Tableau Connector for Odoo\lib\)からコピーします。
- コピーしたファイルをTableau Server Connectors のフォルダに貼り付けて「サインイン」をクリックして接続します。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\vizqlserver\Connectors
- ファイルをコピーしたら、後のダイアログはOK ボタンをクリックしてインストールを完了します。
- Tableau Server を再起動します。
Tableau Server にブラウザからOdoo データをビジュアライズ
Tableau Server にブラウザからアクセスして、ブラウザからOdoo データに連携する設定を行い、Odoo のダッシュボードを作成することができます。
Tableau Server でのOdoo データへの接続
- Tableau Server サイトにブラウザでアクセスします。
- 「Create」 -> 「Workbook」でワークブックを作成します。「Connect to Data」ダイアログでConnectors タブを開きます。コネクタ一覧内の「Odoo by CData」を選択します。
- 接続プロパティを設定して「SignIn」をクリックして接続を確立します。
接続するには、Url を有効なOdoo サイトに設定し、User およびPassword を接続するユーザーの接続の詳細に設定し、Database をOdoo データベースに設定します。
Connection String での設定の場合には、スタートメニューのConnection Builder をクリック、もしくはインストールディレクトリのlib フォルダの.jar ファイルをダブルクリックしてConnection Builder を開き、プロパティを設定をすることでConnection String を取得することができます。「接続テスト」をクリックして、接続を確認します。Builder の「接続文字列」に表示された文字列をコピーしてTableau の接続画面のConnection String に貼り付けて「SignIN」をクリックして接続します。
接続したOdoo データのビジュアライズをブラウザから作成
- 「Database」のプルダウンメニューが表示された場合にはCData もしくは表示されたデータベース名で使用するものを選択します。
- 「Schema」のプルダウンメニューが表示された場合にはOdoo もしくは表示されたスキーマ名を選択します。
- 左ペインの「Table」にOdoo で使用可能なテーブルが表示されます。ビジュアライズで使うテーブルをデータセット作成エリアにドラッグ&ドロップします。複数のテーブルを選択してドロップすることが可能です。複数のテーブルを選択して、リレーションを設定することが可能です。
- 右上の接続モード選択で、「ライブ」もしくは「抽出」を選択します。
- 「今すぐ更新」もしくは「自動更新」 をクリックします。「今すぐ更新」では、はじめの10,000行を取得します。取得する行数は個別に行ボックスで設定可能です。「自動更新」ではプレビューエリアのデータが自動的に更新されます。
- 「ワークシート」タブをクリックします。選択したデータのカラムがデータ型によりディメンションかメジャーとしてリスト表示されています。CData Tableau Connector は、自動的にデータ型を検出してくれるので、このようにすぐにデータをビジュアライズで使うことができます。
- 「ディメンション」 もしくは 「メジャー」 を「列」 もしくは 「行」 にドラッグ&ドロップします。
- 「表示形式」 タブから、お好みのグラフタイプを選択します。Tableau がデータを選択したグラフタイプで表示します。
Tableau Desktop からOdoo データソースをTableau Server にパブリッシュ
Tableau Desktop 側にも同じCData Tableau Connectors 製品をインストール済の場合は、Tableau Desktop で作成したデータソースをTableau Server にパブリッシュして利用することが可能です。Tableau Desktop への CData Tableau Connectors製品のインストール手順はこちら を参照してください。
まずは、Tableau Desktop でOdoo Connector でOdoo データをデータソースとして設定します。
- 「サーバー -> 「サインイン」をクリックします。
- Tableau Server のURL をセットして、接続ボタンをクリックするとサインインダイアログが表示されるのでTableau Serve rにサインインします。
- Tableau Desktop のメニューで「サーバー」->「データソースのパブリッシュ」-> からパブリッシュするデータソース名をクリックします。
- Tableau Server にデータソースをパブリッシュするダイアログが表示されます。プロジェクトを選択して「パブリッシュ」をクリックします。
- ブラウザが起動してTableau Server のパブリッシュしたデータソースが表示されます。Connections タブ内のDataSource 右下の「...」をクリックして「Edit Connection...」を開きます。
- パスワードをコネクションに埋め込むために、Password を「Embedded password in conneciton」に変更してパスワードをセット、Test Connection で接続を確認してSave します。
- これで、New > Workbook using this datasource から本データソースを利用したワークブックが作成できるようになります。
- ビジュアライズを作成します。
このように、CData Tableau Connector for Odoo を使うことで、Tableau Server で簡単にOdoo データを扱うことができます。是非、30日の無償トライアル を使って、パワフルかつシンプルなデータ連携を体感してください。