ODBC 接続でExploratory からSage US データにSQL でクエリ
CData ODBC Driver for Sage US は、ODBC 経由でリアルタイムSage US Data に標準SQL での利用を可能にします。
ここでは、汎用ODBC データプロバイダーとしてSage US に接続し、データアナリティクスツールのExploratory (https://exploratory.io/) からSage US データを連携利用する手順を説明します。
Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC Drivers を使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はSage US を例に説明します。

※製品について詳しい情報をご希望の方は以下からお進みください。
- Sage US にほかのBI、ETL、開発ツールから接続したい:Sage US データ連携ガイドおよびチュートリアルのリストへ
- Sage US Drivers について詳細を知りたい:ドライバー詳細情報ページへ
- ほかのデータソースに連携したい:CData Drivers 一覧へ
- ドライバーの30日の無償トライアル版を使いたい:トライアル版ダウンロードページへ
- 製品の利用やライセンスについて相談したい:sales@cdata.co.jp までメールにてご相談ください。
Sage US Data に接続するODBC DSN を設定
ODBC Driver for Sage US をダウンロードします。次にマシンにSage US data に接続するODBC DSN を設定します。Exploratory からはそのODBC DSN を参照する形になります。ODBC DSN 設定の詳細については、ドキュメントを参照してください。
データソースとしてSage に接続するには、Application Id およびCompany Name 接続文字列オプションが必要です。Sage に直接連絡して、Sage 50 SDK へのアクセスを要求するとApplication Id を取得できます。
Sage がマシンにインストールされている必要があります。Sage.Peachtree.API.dll とSage.Peachtree.API.Resolver.dll アセンブリが必要です。これらのアセンブリは、Sage と一緒にC:\Program Files\Sage\Peachtree\API\ にインストールされます。さらに、Sage SDK には.NET Framework 4.0 が必要で、32-bit アプリケーションのみ互換性があります。Visual Studio でSage SDK を使用するには、[プロジェクト]->[プロパティ]->[ビルド]でPlatform Target プロパティを"x86" に設定します。
会社データへのアクセスをアプリケーションに許可する必要があります: アプリケーションにSage へのアクセスを許可するには、Sage アプリケーションを再起動し、アクセスする会社を開いて、アプリケーションに接続します。その後、表示されるダイアログでアプリケーションのアクセス許可を設定するように要求されます。
コンパイルされた実行ファイルは一度だけ認証を必要としますが、開発中はこのプロセスに従って新しいビルドを再認証する必要がある場合があります。
Exploratory 上でSage US のデータをセット
- Exploratory で[コネクション]をクリックして新しいコネクションを作成します。
- [追加]→[ODBC]の順にクリック。
- コネクション追加画面で先ほど設定したSage US ODBC のDSN を設定します。
名前:任意
タイプ:ODBC
DSN:上の設定したDSN 名(CData Sage US Sys) - コネクションテストを下の地、[追加]を押して接続を確定させます。

Exploratory でSage US データをクエリし、データフレームとして保存
さあ、Exploratory からSage US データを扱ってみましょう。
- Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
- [データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
- データベースは[ODBC]をクリック。
- [コネクション]で先ほど設定したSage US のコネクションを選択します。
- RDB ソースの感覚でSELECT クエリでSage US データをクエリします。標準SQL でフィルタリング、ソート、JOIN も可能です。
- データセットをデータフレームとして保存します。



Exploratory でのSage US データの分析
データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。

このように、Exploratory から簡単にSage US データを接続して利用することができました。ODBC Driver には30日間の無償版がありますので、是非お試しください。