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CData BizTalk Adapter for Sage300 の受信場所(Receive Location)を設定


CData BizTalk Adapter for Sage300 を使用して、BizTalk のSage 300 データを取得します。受信場所を使用して、Sage 300 でSQL コマンドを実行してアクションを自動化します。


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この記事では、Sage 300 データに接続し、静的な単方向の受信場所を設定する方法を紹介します。さらにこの受信場所を使用してSage 300 データを取得し、XML ファイルに書き込むという簡単なテストを実行していきます。

受信場所はSQL コマンドを実行し、その結果を含むBizTalk メッセージを作成することができます。アップデートグラムコマンドを実行したい場合は、送信ポートを使用してください。

受信ポートを作成する

アプリケーションに受信場所を追加するには、まず受信ポートを追加する必要があります。受信ポートは複数の受信場所からのデータを受け取ることができます。

  1. 未実行の場合、BizTalk Administration Console でアプリケーションを開きます。
  2. アプリケーションを開いたら、「Receive Ports」を右クリックし、「New」 -> 「Static One-Way Receive Port」と進みます。受信ポートプロパティのダイアログが表示されます。
  3. 「Name」メニューで、受信ポートの名前を入力します。
Receive Port configuration.

受信場所を作成する

受信ポートの作成後、受信場所を作成し、トランスポートタイプとしてSalesforce アダプタを使用するように設定します。

  1. 「Receive Locations」を右クリックし、「New」 -> 「One-Way Receive Location」と進みます。
  2. 新しい受信場所がメンバとなる適切な受信ポートを選択します。受信場所プロパティのダイアログが表示されます。
  3. 「Name」メニューで、受信場所の名前を入力します。
  4. 受信場所のプロパティの、「Transport Type」メニュー内でCData.Sage300 を選択します。
  5. 「Receive Pipeline」メニューで、デフォルトオプションの「PassThruReceive」を選択します。
Receive Location properties for the adapter.(Salesforce is shown.)

アダプタを設定する

「Transport Properties」ダイアログで、アダプタが実行するコマンドを定義します。

  1. 受信場所のプロパティで、「Configure」をクリックします。アダプタの「Transport Properties」ダイアログが表示されます。
  2. 「SQL Command」プロパティで、コマンドを入力します。この例では、SELECT InvoiceUniquifier, ApprovedLimit FROM OEInvoices WHERE AllowPartialShipments = 'Yes'を使用します。
使用可能なアダプタ構成プロパティについては、「Adapter Configuration」のチャプターを参照してください。 Adapter properties dialog.(Salesforce is shown.)

接続文字列を構成する

Connection String Options ダイアログで、資格情報とその他の接続プロパティを設定します。

  1. 受信場所のプロパティで、「Configure」をクリックします。アダプタのプロパティダイアログが表示されます。
  2. 「Connection String」プロパティのボタンをクリックします。
  3. 「Connection String」プロパティのボックスをクリックします。「Connection String Options」ダイアログが表示されます。
  4. 接続プロパティを入力します。以下は一般的な接続文字列です。 User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;

    Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。

    • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
    • /Online/Web/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
    • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

    Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

    Basic 認証を使用して接続する

    Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

    • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
    • User:アカウントのユーザー名に設定します。
    • Password:アカウントのパスワードに設定します。

  5. 「Test Connection」をクリックして値を確認し、接続を確認します。

プロパティとその機能についての説明は、ヘルプドキュメントを参照してください。

Credentials and other connection properties used to connect to the data source.(Salesforce is shown.)

送信ポートを使用して、XML ファイルにデータを書き込む

これまでの操作で、静的な単方向の受信場所を送信ポートとともに使うことができるようになります。送信ポートは、受信場所で作成されるBizTalk メッセージと関連付けられていなければなりません。ファイルにデータを書き込むために、ファイル送信ポートを作成します。

  1. 「BizTalk Administration」コンソールで右クリックし、「Send Ports」 -> 「New」 -> 「Static One-Way Send Port」と進みます。
  2. 構成ウィンドウの最初で送信ポートの名前を入力し、「Type」メニューから「FILE」を選択します。

    Send Port configuration.(Salesforce is shown.)
  3. 宛先フォルダを設定します。これは、ディスク上にファイルが作成される場所になります。
  4. ファイル名にマクロを使用すれば、ファイルの作成日を簡単に識別できます。デフォルトでは、%MessageId%.xml が使用されます。これはランダムに生成されたBizTalk Id であり、ユーザーフレンドリーな命名ではありません。 OEInvoices_yyyy-MM-dd.xml の形式でファイルを作成するには、OEInvoices_%Date%.xml と入力します。

    Noteマクロの詳細については、ヘルプドキュメントの「BizTalk Configuration」のセクションを参照してください。

    Destination folder configuration.(Salesforce is shown.)
  5. 「OK」をクリックします。URI フィールドに値が含まれるはずです。
  6. 送信ポートの、構成画面の左側にある「Filters」をクリックします。
  7. 次のプロパティを設定します。
    プロパティ:メニューから、「BTS.InboundTransportLocation」を選択します。
    オペレーター:メニューから、「==」を選択します。
    :受信場所のURI を入力します。受信場所のプロパティに、URI が表示されます。
Filters specified for the send port.A receive location that executes a SELECT command is specified.(Salesforce is shown.)

送信ポートを使用して、受信場所から送信されたファイルを書き込むことができます。

ロケーションとポートをエンリストして有効にする

最後に、送信ポートをエンリストし、受信場所を有効にします。送信ポートを右クリックし、「Enlist」をクリックします。次に、受信場所を右クリックし、「Enable」をクリックします。

Note最後に受信場所を有効にすることで、送信ポートによって、ファイルが書き込み用として確実にピックアップされます。

トラブルシューティング

エラーが発生しているかどうかを確認するには、「Administration Console」のナビゲーションツリーで「Event Viewer (Local)」を展開します。Windows ログを展開し、「Applications」をクリックします。

ログにはシステム上のすべてのアプリケーションのエラ-メッセージが含まれるため、エラーメッセージのソースが「CData BizTalk Sage 300 Receive Adapter」であることを確認することが必要です。エラーメッセージの詳細から、エラーの理由を知ることができます。エラー解消のガイダンスについては、support@cdata.co.jpにお問い合わせください。