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Sage 300 JDBC Driver

Sage 300 に連携するJava アプリケーションを素早く、簡単に開発できる便利なドライバー。

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ETL/ELT のEmbulk を使ってSage 300 データをDB にロードする方法


OSS のETL/ELT ツールEmbulk のJDBC Plugin を使って、Sage 300 データを簡単にDM に同期する方法。


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JDBC

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Embulk は、大量のデータをDB、クラウドデータストア、DWH にロードできるオープンソースETL ツールです。近頃のトレンドでは、1社で複数のオンプレアプリやSaaS を使っており、データ分析にはETL/ELT ツールを使ってデータを丸ごとDB/DWH にロードしてから、分析やビジュアライズをすることが主流になっています。Embulk には、いろいろなプラグインがあり、多様なInput とOutput 処理をサポートしています。この記事では、Embulk のJDBC Input Plugin と CData Driver for Sage300 を使って、Sage 300 のデータを簡単にDB にロードします。この例ではロード先のDB にはMySQL を使います。

Embulk でCData JDBC Driver for Sage300 データをロード

  • CData JDBC Driver for Sage300 をEmbulk と同じマシンにインストールします。
  • 以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。後ほどこのパスを使います。
    C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage300 2019J\lib\cdata.jdbc.sage300.jar
  • 次に、EmbulkとCData JDBC Driverをつなぎこむための、JDBC Input Plugin をインストールします。
    https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbc
  • embulk gem install embulk-input-jdbc
  • 今回はロード先DB としてMySQL を使います。ほかにもSQL Server、PostgreSQL、Google BigQuery などを使うことも可能です。
    https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysql embulk gem install embulk-output-mysql
  • config ファイルを作成し、Sage 300 -> MySQL のジョブを作成します。sage300-mysql.yml というファイル名で作成しました。
  •             
                    in:
                        type: jdbc
                        driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage300 2019J\lib\cdata.jdbc.sage300.jar
                        driver_class: cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver
                        url: jdbc:sage300:User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;
                        table: "OEInvoices"
                    out: 
                        type: mysql
                        host: localhost
                        database: DatabaseName
                        user: UserId
                        password: UserPassword
                        table: "OEInvoices"
                        mode: insert
                
            
  • ポイントはJDBC URLです。

    Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。

    • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
    • /Online/Web/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
    • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

    Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

    Basic 認証を使用して接続する

    Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

    • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
    • User:アカウントのユーザー名に設定します。
    • Password:アカウントのパスワードに設定します。
  • テーブル名は取得したいテーブル名を入れます。
  • これで準備完了です。あとは「embulk run」で実行するだけです。
  • embulk run sage300-mysql.yml
  • 実行後、MySQL Workbenchからテーブルを確認してみると、データが取得できているはずです。

クエリ条件でフィルタリングしたデータのロード

ちなみに、上記の例ではテーブル名を直接指定しましたが、以下のようにSQL Queryを書いてもいいです。 Where句で作成日や修正日を指定すれば、最新のデータだけを対象にすることも可能です。

        
            in:
            type: jdbc
            driver_path: C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Sage300 2019J\lib\cdata.jdbc.sage300.jar
            driver_class: cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver
            url: jdbc:sage300:User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;
                query: "SELECT InvoiceUniquifier, ApprovedLimit FROM OEInvoices WHERE [RecordId] = 1"
            out: 
                type: mysql
                host: localhost
                database: DatabaseName
                user: UserId
                password: UserPassword
                table: "OEInvoices"
                mode: insert
        
    

CData JDBC Driver for Sage300 をEmbulk で使うことで、Sage 300 コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。