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Sage 300 に連携するJava アプリケーションを素早く、簡単に開発できる便利なドライバー。

Sage 300 データ のPostgreSQL インターフェースを作成

Sage 300 JDBC Driver のリモート機能を使用し、データアクセス用のPostgreSQL エントリポイントを作成します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-12-02
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CData

jdbc ロゴ画像
PostgreSQL ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

PostgreSQL には多くの対応クライアントがあります。標準のドライバーからBI、アナリティクスツールまで、PostgreSQL はデータ接続の人気のインターフェースです。JDBC ドライバーを使用することで、簡単に任意の標準クライアントから接続できるPostgreSQL エントリポイントを作成できます。

Sage 300 にPostgreSQL データベースとしてアクセスするには、CData JDBC Driver for Sage300 とJDBC foreign data wrapper (FDW) を使用します。この記事ではFDW をコンパイルしてインストールし、PostgreSQL サーバーからSage 300 にクエリを実行します。

JDBC データソースとしてSage 300 データに接続する

JDBC データソースとしてSage 300 に接続するには、以下が必要です。

  • Driver のJAR パス:JAR ファイルは、インストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。
  • Driver クラス

    cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver
  • JDBC URL: URL は、"jdbc:sage300:" で始まり、セミコロンで区切られた名前と値の組み合わせで任意の接続プロパティを含めることができます。

    Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。

    • Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
    • /Online/Web/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
    • ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。

    Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。

    Basic 認証を使用して接続する

    Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。

    • Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
    • User:アカウントのユーザー名に設定します。
    • Password:アカウントのパスワードに設定します。

    ビルトイン接続文字列デザイナ

    JDBC URL の構成については、Sage 300 JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用できます。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.sage300.jar

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

    以下は一般的なJDBC URL です。

    jdbc:sage300:User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;

JDBC FDW を構築する

FDW は、PostgreSQL を再コンパイルせずに、PostgreSQL の拡張機能としてインストールできます。例としてjdbc2_fdw 拡張子を使用します。

  1. ご使用のバージョンのJRE 共有オブジェクトから、/usr/lib/libjvm.so にシンボリックリンクを追加します。コマンド例: ln -s /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/lib/amd64/server/libjvm.so /usr/lib/libjvm.so
  2. ビルドするには、以下のコマンドを実行してください。 make install USE_PGXS=1

Sage 300 データをPostgreSQL データベースとしてクエリする

拡張機能をインストールした後、以下のステップに従ってSage 300 へのクエリの実行を開始します。

  1. データベースにログイン
  2. データベースの拡張機能をロード CREATE EXTENSION jdbc2_fdw;
  3. Sage 300 のオブジェクトを作成 CREATE SERVER Sage300 FOREIGN DATA WRAPPER jdbc2_fdw OPTIONS ( drivername 'cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver', url 'jdbc:sage300:User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;', querytimeout '15', jarfile '/home/MyUser/CData/CData\ JDBC\ Driver\ for\ Salesforce MyDriverEdition/lib/cdata.jdbc.sage300.jar');
  4. PostgreSQL デーモンに認識されているユーザーのユーザー名とパスワードのユーザーマッピングを作成 CREATE USER MAPPING for postgres SERVER Sage300 OPTIONS ( username 'admin', password 'test');
  5. ローカルデータベースに外部テーブルを作成 postgres=# CREATE FOREIGN TABLE oeinvoices ( oeinvoices_id text, oeinvoices_InvoiceUniquifier text, oeinvoices_ApprovedLimit numeric) SERVER Sage300 OPTIONS ( table_name 'oeinvoices');
Sage 300 に対してSELECTコマンドを実行可能にする postgres=# SELECT * FROM oeinvoices;

おわりに

このようにCData JDBC Driver for Sage300 を使って簡単にSage 300 データを取得して検索対象にすることができました。ぜひ、30日の無償評価版 をお試しください。

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