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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している兵藤です。
SQL 開発ツールといえば「A5:SQL Mk-2」が有名です。Windows ODBC に強い!というイメージです。多くのエンジニアやIT 担当者に利用されています。 本記事では、Sage 300 データをCData ODBC ドライバを使って、A5:SQL MK-2 からクエリする方法を説明します。
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSage 300 の接続を設定、2.A5:SQL Mk-2 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
まずは、本記事右側のサイドバーからSage300 ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
ODBC ドライバーのインストール完了時にODBC DSN 設定画面が立ち上がります。または、Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定できます。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
「データベース」→「データベースの追加と削除」を開きます。
「64bit ODBCシステムデータソースを列挙する」にチェックを入れます。システムデータソースを利用するか、ユーザーデータソースを利用するかはどちらでもかまいません。
データベースとして、設定しているODBC DSN がツリービューで表示されます。CData ODBC ドライバで設定されたDSN もここに表示されます。
「CData Sage 300 Sys」をダブルクリップします。データベースログイン画面が開くので、ODBC DSN 設定時に使ったSage 300 のユーザーとパスワードでログインします。
Sage 300 のオブジェクトがテーブル・ビュー・ストアドプロシージャにモデル化されて表示されます。
テーブルを開いてみます。オブジェクトで利用できるデータがカラムとしてモデル化されています。それぞれのカラムにはデータ型の情報も付いています。
これでA5:SQL Mk2 でSage 300 データがクエリできます。
対象のテーブル・ビューを右クリックして「SQL の作成」をクリックしてクエリ作成画面を開きます。
SELECT にチェックを入れます。とりあえず全カラムを指定して条件なしでクエリしてみます。
SQL クエリがA5M2 から生成されます。実行ボタンで実行するとSage 300 の選択したオブジェクトがクエリされ、データがテーブルとして返されます。
次にフィルタリング条件を付けてみます。SQL の作成画面で「絞り込み条件に利用するカラム」をドロップダウンから選択します。以下の絞り込み条件付きのSQL 文がA5M2から生成されるので、WHERE 句に条件を書いて実行します。
--*DataTitle "Sage 300"."(テーブル名)"
--*CaptionFromComment
SELECT
"Id" -- Id
, "LastName" -- LastName
, "FirstName" -- FirstName
, "Name" -- Name
, "Title" -- Title
, "Company" -- Company
, "Status" -- Status
, "Industry" -- Industry
FROM
"Sage300"."Lead"
WHERE
"Company" = '(フィルタリング条件を入力)'
同じ要領でSQL 作成UI から、SELECT だけでなく、INSERT、UPDATE、DELETE のクエリが作成できます。JOIN や集計クエリもANSI-92 のSQL で作れます。
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをA5:SQL Mk-2 からコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
日本のユーザー向けにCData ODBC ドライバは、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。