常時起動のアプリケーションは、自動フェイルオーバー機能およびリアルタイムなデータアクセスを必要とします。CData Sync は、Azure Data Lake に インスタンスに直近のSage 300 を反復同期します。CData Sync で、アーカイブ、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、企業内の多様なデータを一か所に統合して管理することが可能になります。
Azure Data Lake をレプリケーションの同期先に設定
CData Sync を使って、Azure Data Lake にSage 300 をレプリケーションします。レプリケーションの同期先を追加するには、[接続]タブを開きます。
- [同期先]タブをクリックします。
- Azure Data Lake を同期先として選択します。
必要な接続プロパティを入力します。Azure Data Lake Storage との接続には、以下のプロパティが必要です:
Azure Data Lake Storage Gen1
- Generation: 1 に設定。
- Account: Azure Data Lake Store アカウント名。
- Path: レプリケーションファイルの保存先のパス(デフォルトはルートディレクトリ)。
- TenantId: tenant ID。
- OAuthClientId: Azure Directory web application のApplication ID(詳細はSync のヘルプ参照)。
- OAuthClientSecret: Azure Directory web application に認可されたキー(詳細はSync のヘルプ参照)。
Azure Data Lake Storage Gen2
- Generation: 2に設定。.
- Access Key: 認証で使用するアクセスキー(詳細はSync のヘルプ参照)。
- Account: Azure Data Lake Store アカウント名。
- FileSystem: アカウントで使われているファイルシステム名。
- Path: レプリケーションファイルの保存先のパス(デフォルトはルートディレクトリ)。
- [接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
- [変更を保存]をクリックします。
Sage 300 接続の設定
データソース側にSage 300 を設定します。[接続]タブをクリックします。
- [接続の追加]セクションで[データソース]タブを選択します。
- Sage 300 アイコンをデータソースとして選択します。プリインストールされたソースにSage 300 がない場合には、追加データソースとしてダウンロードします。
- 接続プロパティに入力をします。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API
オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを
true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。
そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。
{protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、
http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
- [接続のテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
- [変更を保存]をクリックします。
レプリケーションを実行するクエリの設定
Data Sync はレプリケーションをコントロールするSQL クエリを簡単なGUI 操作で設定できます。
レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[ジョブを追加]ボタンをクリックします。
次にデータソースおよび同期先をそれぞれドロップダウンから選択します。
テーブル全体をレプリケーションする
テーブル全体をレプリケーションするには、[テーブル]セクションで[テーブルを追加]をクリックします。表示されたテーブルリストからレプリケーションするテーブルをチェックします。
テーブルをカスタマイズしてレプリケーションする
レプリケーションはテーブル全体ではなく、カスタマイズが可能です。[変更]機能を使えば、レプリケーションするカラムの指定、同期先でのカラム名を変更しての保存、ソースデータの各種加工が可能です。レプリケーションのカスタマイズには、ジョブの[変更]ボタンをクリックしてカスタマイズウィンドウを開いて操作を行います。
レプリケーションのスケジュール起動設定
[スケジュール]セクションでは、レプリケーションジョブの自動起動スケジュール設定が可能です。反復同期間隔は、15分おきから毎月1回までの間で設定が可能です。
レプリケーションジョブを設定したら、[変更を保存]ボタンを押して保存します。Sage 300 のAzure Data Lake へのレプリケーションジョブは一つではなく複数を作成することが可能です。