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Oracle Data Integrator でSage 50 UK のデータをETL する方法

この記事では、Oracle Data Integrator を使ってSage 50 UK のデータをデータウェアハウスに転送する方法を説明します。

加藤龍彦
ウェブデベロッパー

最終更新日:2022-01-31
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CData

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Oracle Data Integrator ロゴ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Oracle Data Integrator(ODI)はOracle エコシステムのハイパフォーマンスなデータ統合プラットフォームです。CData JDBC Driver for Sage50UK を使えば、OCI をはじめとするETL ツールからSage 50 UK データにJDBC 経由で簡単に読み取りと書き込みを実現できます。リアルタイムSage 50 UK データをデータウェアハウス、BI・帳票ツール、CRM、基幹システムなどに統合すれば、データ活用もぐっと楽に。

CData のコネクタを使えば、Sage 50 UK API にリアルタイムで直接接続して、ODI 上で通常のデータベースと同じようにSage 50 UK データを操作できます。Sage 50 UK エンティティのデータモデルを構築、マッピングを作成し、データの読み込み方法を選択するだけの簡単なステップでSage 50 UK データのETL が実現できます。

ドライバーのインストール

ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバーのJAR ファイルと.lic ファイルをODI の適切なディレクトリにコピーします。

  • UNIX/Linux(Agent なし):~/.odi/oracledi/userlib
  • UNIX/Linux(Agent):$ODI_HOME/odi/agent/lib
  • Windows(Agent なし):%APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
  • Windows(Agent):%APPDATA%\Roaming\odi\agent\lib

ODI を再起動してインストールを完了します。

モデルのリバースエンジニアリング

ODI の機能を使ってモデルをリバースエンジニアリングすることで、ドライバー側で取得したSage 50 UK データのリレーショナルビューに関するメタデータが取得できます。リバースエンジニアリング後、リアルタイムSage 50 UK データにクエリを実行してSage 50 UK テーブルのマッピングを作成できます。

  1. ODI でリポジトリに接続し、「New」->「Model and Topology Objects」をクリックします。 新しいモデルを作成
  2. 表示されるダイアログの「Model」画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:Sage50UK と入力します。
    • Technology:Technology:Generic SQL(ODI がVersion 12.2+ の場合はMicrosoft SQL Server)を選択します。
    • Logical Schema:Sage50UK と入力します。
    • Context:Global を選択します。
    モデルを設定
  3. 表示されるダイアログの「Data Server」画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:Sage50UK と入力します。
    • Driver List:Oracle JDBC Driver を選択します。
    • Driver:cdata.jdbc.sage50uk.Sage50UKDriver と入力します。
    • URL:接続文字列を含むJDBC URL を入力します。

      Note:Sage 50 UK 2012 以降のみサポートされています。

      「接続」セクションのUser およびPassword プロパティを、有効なSage 50 UK のユーザー資格情報に設定する必要があります。これらの値は、Sage 50 UK に ログインするために使用するものと同じです。

      さらに、「接続」セクションのURL プロパティを、希望する会社データセットのアドレスに設定する必要がります。アドレスを取得するには、以下を行ってください:

      1. Sage 50 UK ソフトウェアを開きます。
      2. 「Tools」->「Internet Options」をクリックします。
      3. 「SData Settings」タブを選択します。
      4. 「Sage 50 Accounts」の隣にある「Details」ボタンをクリックします。会社名のリストとそれに対応するデータセットのアドレスを含むウィンドウが表示されます。
      5. URL プロパティを希望する会社の隣にあるアドレスフィールドの値に設定します。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成の補助として、Sage 50 UK JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.sage50uk.jar

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      組み込みの接続文字列デザイナーを使ってJDBC URL を生成(Salesforce の場合)

      一般的な接続文字列は次のとおりです。

      jdbc:sage50uk:URL=http://your-server:5493/sdata/accounts50/GCRM/your-address;User=Manager;
    Data Server を設定
  4. Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name:ドロップダウンメニューから選択します。
    • Database (Catalog):CData と入力します。
    • Owner (Schema):Sage 50 UK にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はSage50UK と入力します。
    • Database (Work Catalog):CData と入力します。
    • Owner (Work Schema):Sage 50 UK にSchema を選択した場合は、選択したSchema を入力し、それ以外の場合はSage50UK と入力します。
    Physical Schema を設定
  5. 開いたモデルで「Reverse Engineer」をクリックしてSage 50 UK テーブルのメタデータを取得します。 モデルをリバースエンジニアリング

Sage 50 UK データの編集と保存

リバースエンジニアリング後、ODI でSage 50 UK データを操作できるようになります。 Sage 50 UK データを編集し保存するには、Designer ナビゲーターでモデルアコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして「Data」をクリックします。「Refresh」をクリックしてデータの変更を取得します。変更が完了したら「Save Changes」をクリックします。 データを表示

ETL プロジェクトの作成

次の手順に従って、Sage 50 UK からETL を作成します。TradingAccounts エンティティをODI Getting Started VM に含まれているサンプルデータウェアハウスにロードします。

  1. SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ぺインでデータベースのノードを右クリックし、「New SQL Worksheet」をクリックします。

    もしくは、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから、以下のように入力します。

    sqlplus / as sysdba
  2. 以下のクエリを入力し、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリは、Sage 50 UK のTradingAccounts テーブルに一致するいくつかのカラムを定義します。 CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_TRADINGACCOUNTS (FINANCEBALANCE NUMBER(20,0),Name VARCHAR2(255));
  3. ODI でDesigner ナビゲーターのModels アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダの「Sales Administration」ノードをダブルクリックします。Model Editor でモデルが開きます。
  4. 「Reverse Engineer」をクリックします。TRG_TRADINGACCOUNTS テーブルがモデルに追加されます。
  5. プロジェクトの「Mappings」ノードを右クリックし、「New Mapping」をクリックします。マッピングの名前を入力し、「Create Empty Dataset」オプションを無効にします。Mapping Editor が表示されます。
  6. TRG_TRADINGACCOUNTS テーブルをSales Administration モデルからマッピングにドラッグします。
  7. TradingAccounts テーブルをSage 50 UK モデルからマッピングにドラッグします。
  8. ソースコネクタポイントをクリックしてターゲットコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。ここでは、デフォルトオプションを使用します。その場合、目的の動作はターゲットカラムのプロパティに表示されます。
  9. Mapping Editor のPhysical タブを開き、TARGET_GROUP の「TRADINGACCOUNTS_AP」をクリックします。
  10. TRADINGACCOUNTS_AP プロパティで、Loading Knowledge Module タブの「LKM SQL to SQL (Built-In)」を選択します。 Sage 50 UK へのSQL ベースのアクセスには、標準データベース間のナレッジモジュールを使用できます

これで、マッピングを実行してSage 50 UK データをOracle にロードできます。

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