Excel データをSalesforce Marketing に移行

CData Excel Add-In for SFMarketingCloud を使えば、Excel から直接Salesforce Marketing への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から Salesforce Marketing にデータを移行する方法を説明します。 Salesforce Marketing のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でSalesforce Marketing にインポートすることも可能です。 今回の記事では、Subscriber テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。

接続の確立

Salesforce Marketing への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の［CDATA］タブ→［Salesforce Marketing］アイコンをクリックします。

Salesforce Marketing Cloud API への認証

User およびPassword をログインクレデンシャルに設定するか、sandbox アカウントに接続する場合はsandbox ユーザーのクレデンシャルに設定します。

Salesforce Marketing Cloud API への接続

デフォルトでは、本製品は本番環境に接続します。Salesforce Marketing Cloud sandbox アカウントを使用するには、UseSandbox をtrue に設定します。

デフォルトのインスタンスは、Web Services API s7 です。他のインスタンスを使用する場合は、Instance を設定できます。

Salesforce Marketing データの取得

Salesforce Marketing にデータを挿入するには、まず該当するSalesforce Marketing のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとSalesforce Marketing のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。

1. CData リボンからSalesforce Marketing ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
2. テーブルもしくはビューメニューから、Subscriber テーブルを選択します。
3. ［最大行数］に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
4. ［シート名］に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。

Salesforce Marketing へのデータの挿入

データ取得後、既存のExcel で保存されているデータを取得したテーブルの下に追加していきます。

1. テーブルの最終行の下の行に、他のシートを参照する式を入力します。例：=MySubscriberSheetInExcel!A1。
2. Salesforce Marketing に挿入するセルを参照する式を入力し、セルを取得する行数分ドラグダウンします。テーブルに参照された値が表示されます。
3. 挿入する行を選択して、CDATA リボンの［行を挿入］ボタンをクリックします。

各行の挿入が完了すると、Id の値が表示され、追加した値の文字が赤から黒に変わります。