Apache Spark でSAP BusinessObjects BI データをSQL で操作する方法

こんにちは！リードエンジニアの杉本です。

Apache Spark は大規模データ処理のための高速エンジンです。CData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI と組み合わせると、Spark はリアルタイムでSAP BusinessObjects BI データに連携して処理ができます。本記事では、Spark シェルに接続してSAP BusinessObjects BI をクエリする方法について解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理がドライバーに組み込まれているため、リアルタイムSAP BusinessObjects BI と対話するための高いパフォーマンスを提供します。SAP BusinessObjects BI に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計など、サポートされているSQL操作を直接SAP BusinessObjects BI にプッシュし、組込みSQL エンジンを使用してサポートされていない操作（SQL 関数やJOIN 操作）をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使用してSAP BusinessObjects BI を操作して分析できます。

CData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI をインストール

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Spark Shell を起動してSAP BusinessObjects BI データに接続

1. ターミナルを開き、Spark shell でCData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI JAR file をjars パラメータに設定します: $ spark-shell --jars /CData/CData JDBC Driver for SAPBusinessObjectsBI/lib/cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.jar
2. Shell でJDBC URL を使ってSAP BusinessObjects BI に接続し、SQL Context load() function でテーブルを読み込みます。

   SAP Business Objects BI インスタンスに接続するには、次の接続プロパティを設定する必要があります。

   • Url: Rest API URL に設定。セントラル管理コンソールにログインしたら、コンボボックスから'アプリケーション' を選択します。'RESTful Web Service' をダブルクリックするとアクセスURL が表示されます。 デフォルトは、http://{Server-Name}:6405/biprws です。
   • User: インスタンスのユーザー名に設定。
   • Password: インスタンスのパスワードに設定。

   組み込みの接続文字列デザイナー

   JDBC 接続文字列URL の作成には、SAP BusinessObjects BI JDBC Driver にビルトインされたデザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインでJAR ファイルを実行するとデザイナが開きます。

   java -jar cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.jar

   接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

   scala> val sapbusinessobjectsbi_df = spark.sqlContext.read.format("jdbc").option("url", "jdbc:sapbusinessobjectsbi:User=username;Password=password;Url=http://myinstance:6405/biprws").option("dbtable","MyCustomReport").option("driver","cdata.jdbc.sapbusinessobjectsbi.SAPBusinessObjectsBIDriver").load()
3. 接続が完了し、データがロードされたら、テーブルスキーマが表示されます。

4. SAP BusinessObjects BI をテンポラリーテーブルとして登録します:

   scala> sapbusinessobjectsbi_df.registerTable("mycustomreport")

5. データに対して、次のようなカスタムSQL クエリを実行します。

   scala> sapbusinessobjectsbi_df.sqlContext.sql("SELECT StoreName, TotalRevenue FROM MyCustomReport WHERE State = CA").collect.foreach(println)

   コンソールで、次のようなSAP BusinessObjects BI データを取得できました！これでSAP BusinessObjects BI との連携は完了です。

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