アダプタ for SAP Business One DI を要請応答送信ポートと共に使用して、BizTalk でアップデートグラムとデータ操作 SQL を実行します。
ここでは、CData BizTalk Adapter for SAP Business One DI を使用し、静的な要請応答送信ポートを作成、構成、テストする手順を説明します。静的な要請応答送信ポートを使用してコマンドを実行し、BizTalk の結果にアクセスすることができます。送信ポートを使用することで、アップデートグラムコマンド、SQL コマンド、ストアドプロシージャ操作を実行できます。
送信ポートを作成し構成する
静的な要請応答送信ポートを作成し、アダプタをトランスポートタイプとして使用するように構成します。
- 未実行の場合、BizTalk 管理コンソールで BizTalk アプリケーションを開きます。
- BizTalk アプリのノードで、[Send Ports]を右クリックし、[New]->[Static Solicit-Response Send Port]を選択すると、送信ポートプロパティのダイアログが表示されます。
- 送信ポートのプロパティで、受信ポートの名前を入力します。
- [Transport Type]メニューで、CData.SAPBusinessOneDI を選択します。
- [Send Pipeline]メニューで、デフォルトオプションの[PassThruTransmit]を選択します。
- [Receive Pipeline]メニューで、デフォルトオプションの[PassThruReceive]を選択します。

アダプタを構成する
[Transport Properties]ダイアログで、アダプタが実行するコマンドを定義します。
- 送信ポートのプロパティで、[Configure]ボタンをクリックします。アダプタのトランスポートプロパティダイアログが表示されます。
- [CommandType]プロパティで、実行したいコマンドタイプを選択します。
- SQL コマンドを実行したい場合は、[SQL Command]のボックスにコマンドを入力してください。

SAP Business One DI への接続を構成する
[Connection String Options]ダイアログで、SAP Business One DI への接続に必要な資格情報とその他のプロパティを設定します。
- 送信ポートのプロパティで、[Configure]をクリックします。アダプタのプロパティダイアログが表示されます。
- [Connection String]プロパティのボタンをクリックします。[Connection String Options]ダイアログが表示されます。
- 接続プロパティを入力します。下は一般的な接続文字列です。
Server=ServerName;DBServerType=MSSQL_2016;CompanyDB=SBODemoCA;User=manager;Password=manager;
SAP Business One DI への接続には以下の接続プロパティを設定します:
- DBServerType: 接続されているサーバーのタイプ。
- Server: 接続先のSAP Business One サーバー。
- CompanyDB: 接続先の会社。
- User: LicenseServer に接続するときに使用されるユーザー名。
- Password: LicenseServer に接続するときに使用されるパスワード。
- LicenseServer (optional): Server と異なる場合。
- UseTrusted (optional): TRUE に設定した場合、Windows 資格情報を介してSQL Server への接続を確立していることを示します。
- [Test Connection]をクリックして値を確認し、接続を確認します。

[アダプタfor SAP Business One DI のアップデートグラムチュートリアル]では、要請応答送信ポートを使用して、SAP Business One DI にアップデートグラムを挿入するシンプルなアプリケーションを作成する手順を説明します。