CData ODBC Driver for SASXpt は、DBArtisan などのデータベースツールとSAS xpt data を連携し、RDB のような感覚でSAS xpt データを扱えます。
本記事では、DBArtisan 上でSAS xpt データソースを作成する方法とクエリの実行方法を説明します。
DBArtisan Project にSAS xpt Data を連携する
ODBC Driver をインストールして、ODBC DSN 設定を行います。インストール後にDSN 設定画面が開くので、SAS xpt への接続に必要なプロパティを設定します。
ローカルSASXpt ファイルへの接続
URI をSASXpt ファイルを格納しているフォルダに設定すると、ローカルのSASXpt ファイルに接続できます。
S3 データソースへの接続
Amazon S3 ソースに接続してSASXpt ファイルを読み込むことができます。以下のプロパティを設定して接続します:
- URI:接続するバケット内のフォルダに設定。
- AWSAccessKey:AWS アカウントのアクセスキーに設定。
- AWSSecretKey:AWS アカウントのシークレットキーに設定。
- TemporaryLocalFolder:SASXptファイルを一時的にダウンロードするために使用するフォルダへのパス、またはURI に設定。
Azure Data Lake Storage Gen2 への接続
ADLS Gen2 に接続してSASXpt ファイルを読み込むことができます。以下のプロパティを設定して接続します:
- URI:ファイルシステムの名前およびSASXpt ファイルにコンタクトするフォルダの名前に設定。
- AzureAccount:Azure Data Lake storage アカウントの名前に設定。
- AzureAccessKey:Azure Data Lake storage Gen 2 ストレージアカウントのアクセスキーに設定。
- TemporaryLocalFolder:SASXptファイルを一時的にダウンロードするために使用するフォルダへのパス、またはURI に設定。
次の方法で、プロジェクトにSAS xpt データソースを登録します。
- DBArtisan で「Data Source」->「Register Datasource」と進みます。
- 「Generic ODBC」を選択。
- データソース名を入力して、DSN を選択します。Enter a name for the data source and select the DSN.
- ウィザードを終了してSAS xpt への接続を完了します。SAS xpt のエンティティが Datasource Explorer に表示されているはずです。
これで、他のデータベースと同じようにSAS xpt データを扱うことが可能になります。
サポートされるSQL クエリは、ドライバーのヘルプドキュメントを参照してください。