この記事では、Excel Add-In for SFTP をつかって、Excel からデータを SFTP に移行する方法を説明します。
CData Excel Add-In for SFTP を使えば、Excel から直接SFTP への編集や保存が可能になります。この記事では、Excel から SFTP にデータを移行する方法を説明します。 SFTP のデータを一度Excel にエクスポートして編集・データソースの一括更新を行えるだけではなく、Excel スプレッドシートに保存されているデータを一括でSFTP にインポートすることも可能です。 今回の記事では、MyDirectory テーブルを使います。同じことが、CData Excel Add-In で取得できるすべてのテーブルに対して実行可能です。

接続の確立
SFTP への接続には、Excel Add-in をインストールしたExcel の[CDATA]タブ→[SFTP]アイコンをクリックします。
FTP は、SFTP プロトコルを使用してSFTP サーバーとの間のファイル転送を行います。接続するにはRemoteHost を指定します。FTP はUser、Password、および公開鍵認証(SSHClientCert)を使用します。 SSHAuthMode を選択し、選択に基づいて接続値を指定します。
次の接続プロパティを設定し、ファイルシステムのリレーショナルビューをコントロールします。
- RemotePath: 現在の作業ディレクトリに設定。
- TableDepth: ビューとしてレポートするサブフォルダの深度を制御するために設定。
- FileRetrievalDepth: ファイルを再帰的に取得し、Root テーブルにリストするために設定。
SFTP データの取得
SFTP にデータを挿入するには、まず該当するSFTP のテーブルを取得します。これによりExcel スプレッドシートとSFTP のテーブルが連携した状態になります。取得したテーブルに対し変更、もしくは追加した部分は文字が赤でハイライトされます。
- CData リボンからSFTP ボタンをクリックします。データ選択ウィザードが表示されます。
- テーブルもしくはビューメニューから、MyDirectory テーブルを選択します。
- [最大行数]に、取得したい最大行数を入力します。データの一括入力だけが目的の場合は1行だけを取得すれば十分です。リクエストどおりにクエリ欄にSQL クエリが表示されます。
- [シート名]に作成されるシートの名前を入力します。デフォルトでは、取得するテーブル名が新しいシート名になります。
SFTP へのデータの挿入
データ取得後、既存のExcel で保存されているデータを取得したテーブルの下に追加していきます。
- テーブルの最終行の下の行に、他のシートを参照する式を入力します。例:=MyMyDirectorySheetInExcel!A1。
- SFTP に挿入するセルを参照する式を入力し、セルを取得する行数分ドラグダウンします。テーブルに参照された値が表示されます。
- 挿入する行を選択して、CDATA リボンの[行を挿入]ボタンをクリックします。
各行の挿入が完了すると、Id の値が表示され、追加した値の文字が赤から黒に変わります。
