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リアルタイムSpark データをkrewData 経由でkintone にノーコードで同期

CData Connect Cloud を使用してSpark データに接続し、リアルタイムでデータをkintone に連携します。

杉本和也
リードエンジニア

最終更新日:2022-10-17
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CData

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こんにちは!リードエンジニアの杉本です。

この記事では、Spark のCustomers データをkintone に同期する方法を紹介します。グレープシティ社のkrewData というkintone プラグインとCData Connect Cloud を使うと、Spark をはじめとする100を超えるSaaS データをノーコードでkintone に取り込むことが可能です。

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、以下のような特徴を持ったクラウド型のリアルタイムデータ連携製品です。

  • SaaS やクラウドデータベースを中心とする150種類以上のデータソース
  • BI、アナリティクス、ETL、ローコードツールなど30種類以上のツールやアプリケーションから利用可能
  • リアルタイムのデータ接続に対応。データの複製を作る必要はありません
  • ノーコードでシンプルな設定

詳しくは、こちらの製品資料をご確認ください。

krewData とは?

krewData は、グレープシティ社が提供するkintone のプラグインで、kintone の複数のアプリ間やExcel・CSV ファイルとkintone のデータ統合をkintone 上で行うことができます。

https://krew.grapecity.com/products/krewdata.htm

CData Connect Cloud とは?

CData Connect Cloud は、2022年にCData が新たにリリースしたデータ仮想化プラットフォームです。Salesforce、kintone、Sharepoint、ServiceNow、PCA クラウド、スマレジなど多様なSaaS データにあらゆるツールからノーコードでのアクセスを実現します

CData Connect Cloud へ

今回は、CData Connect Cloud とkrewData を使って、Spark のCustomers データをkintone に同期します。

ちなみに、CData Connect Cloud を使えば、Spark 以外のクラウドデータをkintone に同期することも可能です。データ同士にキーとなる項目があれば、異なるデータソースのデータを統合してkintone にロードすることも可能です。



Connect Cloud アカウントの取得

以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。


Connect Cloud からSpark に接続する

CData Connect Cloud では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
  1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションの作成
  2. Add Connection パネルから「Spark」を選択します。 データソースの選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、Spark に接続します。

    SparkSQL への接続

    SparkSQL への接続を確立するには以下を指定します。

    • Server:SparkSQL をホストするサーバーのホスト名またはIP アドレスに設定。
    • Port:SparkSQL インスタンスへの接続用のポートに設定。
    • TransportMode:SparkSQL サーバーとの通信に使用するトランスポートモード。有効な入力値は、BINARY およびHTTP です。デフォルトではBINARY が選択されます。
    • AuthScheme:使用される認証スキーム。有効な入力値はPLAIN、LDAP、NOSASL、およびKERBEROS です。デフォルトではPLAIN が選択されます。

    Databricks への接続

    Databricks クラスターに接続するには、以下の説明に従ってプロパティを設定します。Note:必要な値は、「クラスター」に移動して目的のクラスターを選択し、 「Advanced Options」の下にある「JDBC/ODBC」タブを選択することで、Databricks インスタンスで見つけることができます。

    • Server:Databricks クラスターのサーバーのホスト名に設定。
    • Port:443
    • TransportMode:HTTP
    • HTTPPath:Databricks クラスターのHTTP パスに設定。
    • UseSSL:True
    • AuthScheme:PLAIN
    • User:'token' に設定。
    • Password:パーソナルアクセストークンに設定(値は、Databricks インスタンスの「ユーザー設定」ページに移動して「アクセストークン」タブを選択することで取得できます)。

    コネクションの設定
  4. Create & Test をクリックします。
  5. Edit Spark Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
  2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 新しいPAT を作成
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

コネクションが構成されたら、kintone 上のkrewData プラグインからSpark に接続できるようになります。

krewData でSpark データをkintone に同期する

ここからは、kintone のプラグインであるkrewData での設定になります。

krewData の設定

krewData のプラグインインストールとkintone での設定については、こちらのリンクを参照してください。

https://krew.grapecity.com/products/krewdata.htm

kintone にkrewData プラグインを入れ、必要な権限設定を行ってください。

krewData の入力としてSpark を設定

ここからは、実際にSpark をkintone にロードするフローを作成していきます。krewData 自体は、複数データソースの統合、データのフィルタリング、集計処理など多様な機能を有するETL ですが、今回はシンプルにSpark のCustomers データをkintone のアプリに同期するフローを作成します。

  1. kintone 画面でアプリにkrewData が表示されているので、これをクリックします。
  2. krewData アプリ画面の右上の「⚙」をクリックし、「設定」を開きます。
  3. 「設定」タブからプラグインをクリックします。これでkrewData のプラグイン操作画面に来ました。
  4. 「+データ編集フローを作成」の文字をクリックしてフローを作成します。作成されたフローが表示されますので、「⚙」マークをクリックしてフローを編集します。
  5. フロー編集画面が開きます。通常のkrewData フローは「入力アプリ」ではじまり、間にいくつかの処理モジュールを入れた後に「出力アプリ」で閉じる形です。CData Connect Cloud を使う場合には、一番下の「外部連携」の「CData Connect Cloud入力」モジュールを使います。
    「CData Connect Cloud入力」を左ペインからドラッグして、フローキャンバスにドロップします。そこからコマンド設定を行っていきます。「アプリを選択」をクリックします。
  6. 「+新しい外部サービス情報アプリを作成する」をクリックして、アプリ名を入力してアプリを作成します。こちらはkrewData の連携で使われるアプリですので、通常のkintone アプリを設定することはできません。OK をクリックします。
  7. 同じ入力コマンドで「サインイン」をクリックして、CData Connect Cloud にkrewData からサインインします。アカウント選択画面がでるので、「別のアカウントを追加」ボタンをクリックします。CData Connect Cloud アカウント設定画面が表示されるので、Connect Cloud への接続を行います。
    CData Connect Cloud アカウント:Connect Cloud のユーザー名
    Personal Access Token:前述のPAT 取得プロセスで取得したアクセストークン
    OK を押してConnect cloud に接続します。
  8. 次に「データソースを選択」ボタンをクリックします。まずどのConnection を使うかを選択するので、先ほど作成したSpark のConnection をドロップダウンから選択します。
  9. Spark のどのオブジェクト(テーブル)を使うかを選択します。CData Connect Cloud がSpark のオブジェクト(含むカスタムオブジェクト)をフラットなテーブル構造にモデル化しています。今回はCustomers を選択します。OK を押してテーブル選択を保存します。
  10. ここでSpark からkrewData に取得するデータの絞り込み条件をかけることができます。特にデータ量が多い場合には、パフォーマンスを上げるためにフィルタ条件をかけることをおすすめします。krewData のGUI でフィルタリング条件をかけるカラムを指定し、条件を設定することが可能です。
  11. 最後にkrewData で使用するフィールドを選択します。
  12. テーブル設定、フィルタリング設定、フィールド設定まで終わったら「プレビュー」タブをクリックして、実際に取得されるデータを見ることができます。

kintone へのアウトプットを設定

kintone への出力を行う設定を行います。

  1. 「出力アプリ」を左ペインからドラッグしてフローキャンバスにドロップします。先ほどのCData Connect Cloud入力アプリと出力アプリを線でつなぎます。
  2. 「アプリを選択」ボタンをクリックして、入力アプリと同様に新しいアプリを作成します。
  3. 出力アプリの設定として、2回目以降の同期の際のデータの更新の方法をしていします。今回はUPSERT 設定で更新または追加にチェックをいれています。
  4. 更新キーをしていできるので、ID カラムにチェックを入れて更新キーにします。
  5. これで出力アプリの設定が完了したので、左上の「アプリを更新」をクリックしてフローを保存します。

Spark Customers のkintone への同期フローを実行

では、実際にフローを実行していきます。

まずはユーザー情報を指定する必要があります。左上の「設定ファイル」タブをクリックします。kintone のログイン名とパスワードを入力します。セキュアアクセスを使っている場合にはセキュアアクセス設定が必要です。

右上の「▶実行」ボタンをクリックして、フローを実行しましょう!!!
「成功」の表示がでました。

実際にkintone 上で出力アプリとして設定したアプリを開いてみます。ちゃんとSpark Customers 情報がkintone アプリのレコードとして同期されていました。

まとめ

いかがでしたか?このようにCData Connect Cloud とkrewData を使って、簡単にSpark のCustomers データをkintone にノーコードで同期することができました。

是非、CData Connect Cloud で他の100を超えるデータソースでもkintone への同期をお試しください。

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