本記事では CData サポート担当からこんなことを聞かれたらどこを確認すべきか?という観点で、よく頂くお問合せ内容をご紹介します。
記事はこちら →CData Connect Server 経由で、PHP からTeradata データにアクセス
PHP の標準MySQL ライブラリでTeradata データをクエリする方法。
CData Connect Server を使えば、Teradata データに対し、ETL 処理やキャッシュ処理なしでもMySQL クライアントからデータ連携ができるようになります。次のステップで、Teradata の仮想MySQL データベースを作成して、mysqli toPDO_MySQL の標準MYSQL インターフェースでリアルタイムTeradata に接続します。
CData Connect Server は、Teradata データのインターフェースを仮想MySQL として提供し、PHP からRDB のようにデータをSQL でクエリすることができます。CData Connect Server がNode.js から発行されるSQL クエリ(フィルタリングやJOIN も可能)をパースしてTeradata に送り、PHP アプリ にTeradata からのデータを返します。インテリジェントなサーバーサイドプロセスで、多様なクエリをパフォーマンス良く利用できます。
Teradata の仮想MySQL データベースを作成
CData Connect Server は、直観的なPoint-and-click インターフェースでデータソースへの接続およびAPI エンドポイント作成を行います。
- Connect Server にログインして、[Databases]をクリックします。
- 利用できるデータソースアイコンから"Teradata" を選択します。
-
Teradata に接続するために必要なプロパティを入力します。
Teradata に接続するには、次の認証情報を提供し、データベースサーバー名を指定します。
- User: Teradata ユーザーのユーザー名に設定。
- Password: Teradata ユーザーのパスワードに設定。
- DataSource: Teradata サーバー名、DBC 名、またはTDPID を指定。
- Port: サーバーが実行されているポートを指定。
- Database: データベース名を指定。指定されない場合は、本製品はデフォルトデータベースに接続されます。
- Test Database をクリックします。
- [Privileges]->[ Add]をクリックして、新しいユーザーを追加し、適切な権限を指定します。
これで、Teradata の仮想データベースが作成でき、MySQL クライアントからの連携が可能になりました。
PHP での接続
次のサンプルのように、Object-Oriented インターフェースを使い、接続とクエリ実行を行います。 仮想MySQL に以下の接続パラメータで接続します:
- Host:サービスが稼働しているリモートホストロケーションを指定します。この場合、"CONNECT_SERVER_URL" がリモートホスト設定の値になります。
- Username:Connect Server で登録された権限のあるユーザー名を指定します。
- Password:ユーザーのパスワードを指定します。
- Database Name:Teradata の仮想データベース名を指定します。
- Port:3306 を指定します。
mysqli
<?php $mysqli = mysqli_init(); $mysqli->ssl_set("C:/certs/cloudclient.key", "C:/certs/cloudclient.pem", "C:/certs/myCA.pem", NULL,NULL); $mysqli->real_connect("mysintance.cdatacloud.net", "admin", "mypassword", "teradatadb",3306,NULL,MYSQLI_CLIENT_SSL_DONT_VERIFY_SERVER_CERT); ?>
PDO
<?php $pdo = new PDO('mysql:host=CONNECT_SERVER_URL;dbname=teradatadb;port=3306;','admin', 'mypassword', array( PDO::MYSQL_ATTR_SSL_KEY => 'C:/certs/cloudclient.key', PDO::MYSQL_ATTR_SSL_CERT => 'C:/certs/cloudclient.pem', PDO::MYSQL_ATTR_SSL_CA => 'C:/certs/myCA.pem', PDO::MYSQL_ATTR_SSL_VERIFY_SERVER_CERT => false ) ); ?>
PHP でのクエリ
作成された接続でテーブルへのアクセスを実行します。以下がサンプルです:
- NorthwindProducts テーブルをクエリします。結果は、$result オブジェクトの連想配列に保存されます。
- 各行とカラムを処理して、PHP ページに値をプリントします。
- 接続をクローズします。
mysqli
$result = $mysqli->query("SELECT ProductId, ProductName FROM NorthwindProducts WHERE CategoryId = 5"); while($row = $result->fetch_assoc()) { foreach ($row as $k=>$v) { echo "$k : $v"; echo "<br />"; } } $mysqli->close();
PDO
$result = $pdo->query("SELECT ProductId, ProductName FROM NorthwindProducts WHERE CategoryId = 5"); while($row = $result->fetch(PDO::FETCH_ASSOC)) { foreach ($row as $k=>$v) { echo "$k : $v"; echo "<br />"; } } $result = null; $pdo = null;