Elasticsearch へLogstash 経由でTigerGraph データをロードする方法

こんにちは！Web 担当の加藤です。Elasticsearch は、人気の分散型全文検索エンジンです。データを一元的に格納することで、超高速検索や、関連性の細かな調整、パワフルな分析が大規模に、手軽に実行可能になります。Elasticsearch にはデータのローディングを行うパイプラインツール「Logstash」があります。CData Drivers を利用することができるので、30日の無償評価版をダウンロードしてあらゆるデータソースを簡単にElasticsearch に取り込んで検索・分析を行うことができます。

この記事では、CData Driver for TigerGraph を使って、TigerGraph のデータをLogstash 経由でElasticsearch にロードする手順を説明します。

Elasticsearch Logstash でCData JDBC Driver for TigerGraph を使用

• CData JDBC Driver for TigerGraph をLogstash が稼働するマシンにインストールします。
• 以下のパスにJDBC Driver がインストールされます（2022J の部分はご利用される製品バージョンによって異なります）。後ほどこのパスを使います。この.jar ファイル（製品版の場合は.lic ファイルも）をLogstash に配置します。
  C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for TigerGraph 2022J\lib\cdata.jdbc.tigergraph.jar
  
• 次に、Logstash とCData JDBC Driver をつなぐ、JDBC Input Plugin をインストールします。JDBC Plugin は最新のLogstash だとデフォルトでついてきますが、バージョンによっては追加する必要があります。
  https://www.elastic.co/guide/en/logstash/5.4/plugins-inputs-jdbc.html
• CData JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイルを、Logstashの「/logstash-core/lib/jars/」に移動します。

Logstash でElasticsearch にTigerGraph データを送る

それでは、Logstash でElasticsearch にTigerGraph データの転送を行うための設定ファイルを作成していきます。

• Logstash のデータ処理定義であるlogstash.conf ファイルにTigerGraph データを取得する処理を書きます。Input はJDBC、Output はElasticsearch にします。データローディングジョブの起動間隔は30秒に設定しています。
• CData JDBC Driver の.jar をjdbc driver ライブラリにして、クラス名を設定、TigerGraph への接続プロパティをJDBC URL の形でせっていします。JDBC URL ではほかにも詳細な設定を行うことができるので、細かくは製品ドキュメントをご覧ください。

To authenticate with your TigerGraph instance, set the User, Password, and URL properties to valid TigerGraph credentials. By default connections are made on port 14240.

            input {
                jdbc {
                    jdbc_driver_library => "../logstash-core/lib/jars/cdata.jdbc.tigergraph.jar"
                    jdbc_driver_class => "Java::cdata.jdbc.tigergraph.TigerGraphDriver"
                    jdbc_connection_string => "jdbc:tigergraph:User=MyUserName;Password=MyPassword;URL=MyURL;"
                    jdbc_user => ""
                    jdbc_password => ""
                    schedule => "*/30 * * * * *"
                    statement => "SELECT id, locationId FROM person WHERE locationId = 'chn'"
                }
            }
                
                
            output {
                Elasticsearch {
                    index => "tigergraph_person"
                    document_id => "xxxx"
                }
            }
        

Logstash でTigerGraph のローディングを実行

それでは作成した「logstash.conf」ファイルを元にLogstash を実行してみます。

成功した旨のログが出ます。これでTigerGraph データがElasticsearch にロードされました。

例えばKibana で実際にElasticsearch に転送されたデータを見てみます。

        GET tigergraph_person/_search
        {
            "query": {
                "match_all": {}
            }
        }
    

データがElasticsearch に格納されていることが確認できました。

CData JDBC Driver for TigerGraph をLogstash で使うことで、TigerGraph コネクタとして機能し、簡単にデータをElasticsearch にロードすることができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。