CData Connect を使用したVeeva データのPower Automate Desktop への統合

CData Connect は、Power Automate のようなワークフローオートメーションツールのVeeva データへのリアルタイムアクセスを実現します。この記事では、Veeva データを単純なワークフローに統合し、 Veeva データをCSV ファイルに保存する方法について説明します。

CData Connect は、リアルタイムインターフェースをVeeva に提供し、データを複製せずにPower Automate からVeeva データとリアルタイムで統合できるようにします。Connect は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作（フィルタ、JOIN など）をVeeva に直接プッシュし、サーバー側の処理を利用して、Veeva データを高速で返します。

Connect Cloud からVeeva に接続する

1. Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
2. Add Connection パネルから「Veeva」を選択します。
3. 必要な認証プロパティを入力し、Veeva に接続します。

   次の接続プロパティを指定後、接続できます。

   • Url：アカウントにログイン後のURL で確認できるホスト。例えば、 https://my-veeva-domain.veevavault.com
   • User：アカウントへのログインに使用するユーザー名。
   • Password：アカウントへのログインに使用するパスワード。
4. Create & Test をクリックします。
5. Edit Veeva Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。

パーソナルアクセストークンの追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン（PAT）を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

1. Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
2. User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。
4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

コネクションが構成されたら、Power Automate Desktop からVeeva に接続できるようになります。

Veeva データをPower Automate ワークフローに統合する

CData Connect Veeva を構成すると、Veeva データをPower Automate ワークフローに統合することができるようになります。Microsoft Power Automate を開き、新しいフローを追加して、フローに名前を付けます。

フローエディタでは、Veeva に接続し、SQL を使用してVeeva にクエリを実行し、クエリの結果をCSV ドキュメントに書き込むためのオプションを追加できます。

Open SQL Connection を追加する

「Open SQL connection」アクションを追加（Action -> Database）し、オプションをクリックして接続文字列を構築します。Data Link Properties ウィザードにて：

1. Provider タブで、Microsoft OLE DB Driver for SQL Server を選択します。
2. Connection タブで、
   1. Select or enter a server name をtds.cdata.com,14333 に設定します。
   2. Enter information to lag onto the server で「Use a specific username and password」を選択します。
      • User name をCData Connect Cloud のユーザー名（例：user@mydomain.com）に設定します。
      • Password をPAT に設定します。
      • Select the database では、先ほど構成したデータベース（例：VeevaVault1）を使用します。
3. ［接続のテスト］をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
4. 「OK」をクリックします。

Data Link Properties ウィザードで接続文字列を作成したら、アクションを保存します。

SQL ステートメントの実行アクションを追加する

「Execute SQL statement」アクション（Action -> Database）を追加し、プロパティを構成します。

• Get connection by：SQL 接続変数
• SQL connection：%SQLConnection%（上記の「Open SQL connection」の変数）
• SQL statement：SELECT * FROM NorthwindProducts

プロパティを設定したら、アクションを保存します。

Write to CSV File アクションを追加する

「Write to CSV file」アクションを追加（Action -> File）し、プロパティを構成します。

• Variable to write to：%QueryResult%（上記の「Execute SQL statement」アクションの変数）
• File path：ディスク上のファイルに設定します。
• 必要に応じてAdvanced 設定を構成します。

プロパティを設定したら、アクションを保存します。

Close SQL Connection アクションを追加する

「Close SQL connection」アクション（Action -> Database）を追加し、プロパティを構成します。

• SQL Connection：%SQLConnection%（上記の「Open SQL connection」の変数）

プロパティを設定したら、アクションを保存します。

フローの保存と実行

フローのすべてのオプションを設定したら、ディスクアイコンをクリックしてフローを保存します。プレイアイコンをクリックしてフローを実行します。

これで、Veeva データをCSV ファイルに保存するワークフローが完成しました。

CData Connect Cloud を使用することで、Microsoft Power Automate ワークフロー内でVeeva データにライブ接続できるようになります。

クラウドアプリケーションからVeeva データへのSQL アクセス

Power Automate タスクからVeeva データへリアルタイムに直接接続ができるようになりました。これで、Veeva データを複製せずにより多くの接続とワークフローを作成してビジネスを推進できます。

クラウドアプリケーションから直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Cloud を参照してください。

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