ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →macOSで kintone データを Tableau Desktopで 可視化
はじめに
CData Japan技術ディレクターの桑島です。本資料では、macOS環境にて サイボウズkintone内のデータを、CData ODBC Driver for kintone を利用して可視化する手順を説明します。
前提
- kintoneのアカウント(開発者アカウントあり)を保有していること
- macOS環境にiODBCがインストールされていること
- CData社のWebサイト、および、サイボウズ社のWebサイトにアクセスできること(ProxyServer経由でのアクセスの場合はお問い合わせください)
手順
iODBCのインストール
iODBC.orgからインストーラをダウンロードしてインストールします。手順については詳細を割愛しますがデフォルトのまま進むだけです。インストールが完了したら下記のアプリケーションがインストールされたことを確認します。
CData kintone ODBC Driverのインストール
CData kintone ODBC Driverのページにアクセスして、Mac版のタブを開き、ダウンロードボタン(評価版、もしくは、製品版)をクリックします。
評価版の場合はEメールなどの情報、製品版の場合はライセンスキーの入力を求められるので必要事項を入力してダウンロードします。
ダウンロードされたkintoneODBCDriverforMac.dmgファイルを開き、中の「CData ODBC Driver for kintone.pkg」をインストーラで起動します。
インストールウィザードが起動するので、ウィザードに従い、使用許諾契約を確認した上で、インストールを完了します。
ライセンスアクティベーション
ターミナルで以下のコマンドを実行してオンラインでのアクティベーションを行います。評価版をアクティベートするには、< key > の入力を省略してください。
cd "/Applications/CData ODBC Driver for Kintone/bin" sudo ./install-license < key > Password: Name: cdata support Email: [email protected] Installing TRIAL license... Downloading license data... Verifying license data... License installation succeeded.
cdata.comサーバにアクセス出来ないネットワーク環境の場合は、オフラインでのアクティベーション手順をお伝えしますのでテクニカルサポートまでお問い合わせください。
iODBC Data Source Administratorの設定
ターミナルで以下のコマンドを実行してiODBC Data Source Administratorを起動します。
sudo /Applications/iODBC/iODBC\ Administrator64.app/Contents/MacOS/iODBC\ Administrator64
System DSNタブを開くと「CData Kintone Sys」というDSN(Data Source Name)が作成されています。
「Configure」ボタンをクリックします。「Setup of CData Kintone Sys」ウィンドウが立ち上がります。
一般的な接続プロパティは以下のとおりです。
- Username
- Password
- URL
設定したらOKボタンをクリックして「Setup of CData Kintone Sys」ウィンドウを閉じます。
「CData Kintone Sys」が選択された状態で「Test」ボタンをクリックします。UsernameとPasswordの入力ボックスが表示されますが、OKボタンをクリックして次のダイアログが表示されれば接続設定は完了です。
「iODBC Data Source Administrator」をOKボタンをクリックして保存して閉じてください。
Tableau Desktop からの接続
接続内の「サーバーへ > その他のデータベース(ODBC)」、もしくは「サーバーへ > その他 > その他のデータベース(ODBC)」を選択して開きます。
「その他のデータベース(ODBC)」ウィンドウで、「DSN:」のドロップダウンリストから「CData Kintone Sys」を選択してサインインします。
Tableauの「データソース」タブ(タブは左下)が開くので、データベースから「CData」を選択して、「表の名前の入力」ボックス右横の虫眼鏡をクリックします。
すると、kintone内のアプリがテーブルリストとして表示されます。
今回は、kintoneサンプルアプリ「営業支援パック」内の「顧客管理」と「案件管理」を利用します。二つのテーブル(kintoneアプリ)を選択して右上のエリアにドロップします。
この2つのテーブルを「RecordId = 顧客管理レコード番号(関連レコード紐つけ用)」で結合します。
表名が「X______」となってしまう場合は、右クリックから「表名のリセット」をしてください。
「ライブ、抽出」どちらで、右下のペインの「今すぐ更新」をクリックするとデータのプレビューが表示されます。
左下の「シート1」タブを開き、ディメンション(画面の例では、「部署名」を「列」、「提案プラン」を「色」)、メジャー(「プラン費用」を「行」)にセットして部門別のプラン費用の積み上げグラフを作成してみます。必要に応じてプラン費用の合計値で降順に設定します。
このようなシートをいくつか組み合わせたダッシュボードを作成してみましょう。
〜 おしまい 〜