Dropbox 内のファイルをS3 に同期させる

by Jonathan Hikita | 2020年08月05日

今回は、MFT(ファイル転送)ツールのCData Arc を使って、Dropbox に入っているファイル群をS3 に同期させます。

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Dropbox からS3 にデータを同期

CData Arc でフローを作成

CData Arc をDL してインストールします。

arc.cdata.com

インストールを進めます。インストールが終わるとCData Arc が起動して、Web から管理画面に入ります。

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CData Arc ビジュアルフロー画面

Dropbox の接続とフォルダ指定

今回同期する元ファイルが入っているDropbox はこのような形です。 f:id:cdatasoftware:20200805175546p:plain

CData Arc の管理画面で操作を始めます。

まずは、Dropbox を左側のConnecotor ペインからドラッグしてキャンバスにDrop します。

Dropbox コネクタを開きます。Setting 画面で、「Remote Folder」に今回データを取得するフォルダ名を指定します。あとは組み込みクレデンシャルになっているので、「Connect」ボタンをクリックするだけで、ブラウザで接続許可画面が開くので、許可します。 f:id:cdatasoftware:20200805175440p:plain

これで接続が確立して、「Success」のメッセージが出ます。「Save Change」をクリックして、接続設定を保存します。

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同じくDropbox の「Automation」タブを開き、Send とReceive 両方に自動設定のクリックを入れます。これで自動的にDropbox から定期的にデータをReceive して、次のフロー(S3)にデータをSend してくれます。 f:id:cdatasoftware:20200805175820p:plain

試しに、「Output」タブで、データをReceive してみましょう。 f:id:cdatasoftware:20200805180014p:plain

たしかにDropbox からファイル群がReceive されました。 f:id:cdatasoftware:20200805180037p:plain

Amazon S3 側の接続とバケット指定

次はAmazon S3 側です。

S3 への接続情報を設定します。

  • Bucket Name: 任意

  • Access Keys: AWS のアクセスキー

  • Secret Keys: AWS のSecret Key

  • Region: S3 のリジョン

以上を設定して、Save Changes をクリックして、接続を保存します。 f:id:cdatasoftware:20200805180156p:plain

これだけで設定は終わりです。

実際の同期の起動

あとは定期的にDropbox からS3 へのファイル同期が回ります。

試しに主導で同期をしてみます。

先ほどDropbox コネクタではすでにデータが取れていましたので、次はS3 コネクタを手動実行します。

S3 コネクタの「Input」タブを開き、すでにファイルがS3 コネクタに渡されていれば、ファイルがリスト表示されます。

定期実行まで待てば、これらのファイルはS3 に同期されますが、今回は、ファイルにチェックをいれて、主導で「Send 」ボタンを押します。これでInput フォルダからS3 へとファイルがSend されます。 f:id:cdatasoftware:20200805180657p:plain

実際にS3 のコンソールを確認するとバケットにDropbox のファイル群が移動されていました。 f:id:cdatasoftware:20200805180726p:plain

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